パーソナルトレーニングのジム、今ではかなりの数が目立つようになりました。
パーソナルトレーニングのイメージ、皆さんはどうお持ちですか?
実は「健康」にも関係するんです。
ただただ身体を作るだけじゃ無いパーソナルトレーニングのこと、紹介します!
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パーソナルトレーニングで健康に成れるの?
パーソナルトレーニングというと、どうしても「ダイエット」や「ボディメイク」ということが目的だと思われてしまいますが、それだけではありません。
実際に私は「コンディショニングトレーナー」としてその活動をスタートしています。
トレーナーと言っても色々あるように、パーソナルトレーニングにも色々あるんですね。
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今回は健康を目的としたパーソナルトレーニングについてお話をしていきたいと思います。
まずは、そもそも健康とは?ということから。一般的に言われていることと、私が思う健康ということをお話ししていけたらと思います。
健康に必要な要素って?
まず、一般的な健康の定義を確認してみましょう。
WHO(世界保健機関)が以下のように定義しています。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが
満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)
単に肉体だけの健康ではありませんよ、ということですね。
私もそれには激しく同意します。それに付け加えになるかもしれませんが、私個人の考えを少しお話しさせてください。
私こんさんは健康をシンプルに考えています。
人間がその生命を全うするために必要な肉体的な機能は3つしかありません。
・呼吸
・代謝
・排泄
この3つです。
そして、その中で私たちが随意的に関与出来るのは呼吸のみです。ということは、健康とは、この呼吸を良くしていくことと言っても良いのでは無いかと私は考えています。
では、良い呼吸の為には何が出来るか?身体にとって呼吸がしやすい環境を作ってあげることです。
つまりそれは、肋骨がよく広がる姿勢をとるということ。それはつまり、「良い姿勢」につながります。
ですので、健康とは「良い姿勢で、良い呼吸が出来て、良い思考が出来ること」です。何となく分かりづらければ、これに「気持ち」ということを付け足してみてください。
「気持ち良い姿勢で、気持ち良い呼吸が出来て、気持ち良い思考が出来ること」
なんとなく、伝わりましたか?
ここをゴールとして、筋肉や神経、内臓からあれこれとアプローチをしていくわけです。ですが最終的にはここに行き着くことを前提としています。
不健康になる勇気はあるか。
例えばダイエットの時に「甘い物食べちゃダメだ食べちゃダメだ」と思っていると、思わず食べてしまいませんか?
上の様に、人間は「思ったことと逆の力が働く」という仕組みがありますよね。
私の愛読書である『老子』の第1章に以下の様な言葉があります。
道可道、非常道
名可名、非常名
訳としては『道の道とすべきは、永遠に変わらないという様な、又、これが道だと言うようなものではない。この様に、名というものも、永遠不変と言える様なものではない。』
というものです。
健康というのは、常に変化するものです。留まることなく流れるものです。
ですので「これが健康である」という状態はありません。
それなのに
・不健康ではいけない
・痛みがあってはいけない
・歪みがあってはいけない
というように「ダメダメ」と自分を苦しめている人、たくさんいらっしゃいます。
もちろん、上記の状態は非常に苦しいものです。ですので私は、もし自分が上の状態でも
・健康で在ることに越したことはない
・痛みが無いことに越したことはない
・歪みが無いことに越したことはない
と考えるようにしています。こうすることでしっかりと一旦自分の置かれた状況を受け容れることが出来るからです。
ちょっとくらい、心身に「毒」があった方が、より強く成れるというものです。
毒を喰らう勇気というのも、実は大切なのではないかと思うこの頃です。
パーソナルトレーニングではこんな事が知れます。
パーソナルトレーニングでは(全てのトレーナーさんが同じではありません)、健康という目的においてどのようなことを提供するのかを紹介したいと思います。
身体の仕組み
これはダイエット目的の方と変わりはありませんが、身体の仕組みを知ることが出来ます。
見方を変えれば、「身体の仕組みに関する知識が曖昧なトレーナーは怪しい」というフィルターにもなりますね。
トレーナーの資格を取るためだけの勉強になってしまっている方は仕組みが抜け落ちていることがほとんどです。しっかりと体験や相談時にお話を伺ってみましょう。
内臓との関係性
「健康」ということを目的とした場合、内臓が身体の中で健康にどう関与してくるのかを知る必要があります。
そして、内臓と筋肉もまた関係することを知るとよりアプローチの幅は広がります。
例えば、血圧に関する働きを担う「膵臓」ですが、ここは筋肉でいうと「広背筋」と関係します。
膵臓の働きが低下している人は間違いなく広背筋の筋出力が落ちます。
ですので、その出力を上げるようなエクササイズを続けていくことで筋肉→神経→椎骨→神経→内臓という流れを良くし、結果として膵臓の働きを高める。こういったアプローチも可能になるんです。
こういうアプローチを見るとなんだか複雑に見えてしまうかもしれませんが、最初に言った通り、結果として目指すのは
「気持ち良い姿勢で、気持ち良い呼吸が出来て、気持ち良い思考が出来ること」
です。
東洋・西洋医学のどちらもの観点
西洋医学と東洋医学では「人体」という捉え方がまるで違います。
捉え方が違うということは、アプローチも違ってくるということです。
これは、どちらが上、下という話ではなく、そもそも住む世界が違いますねという話です。
私は、どちらか一方のアプローチではなく、バランス良くどちらも取り入れることにより、より良いアプローチが出来るのではないかと信じています。
その為に毎日学ばせて頂いているわけです。
理想のライフスタイルを。
以上、パーソナルトレーニングと健康の関係性についてお話をしてきました。
身体のどこかに痛みがあると、それが気になって色んなことに集中出来ません。
もちろん、整体や整骨院で治療出来るのであれば、それに越したことは無いと思います。
トレーナーもその独自の観点で「健康」ということに関してアプローチは出来るよということ、知って頂けたら嬉しい限りです。
痛みのある全ての人が少しでも和らぎ、穏やかな日々が訪れるよう、願っております。
東京学芸大学では、保健体育を専攻し、その後、日本ホリスティックコンディショニング協会ホリスティックコンディショナーの資格をとり、パーソナルトレーナーになる。活動歴7年。累計1000人以上のセッションを行う渋谷のパーソナルトレーニングジム「ととのえて、からだ。」の代表トレーナー。解剖学や生理学、栄養学など知識が豊富。