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健康

膝の打撲の処置は、冷やすだけ?体の歪みから見えた怪我の奥底の問題とは。

更新日:

昨日をセッションをした女性の方(Tさんとしましょう)、「こんさん!膝が痛い!曲がらない!」という訴え。何をしたのと聞くと、自転車で豪快に転んで膝を強打してしまった様子。

 

見てみると確かに少し切れていて出血がある。少し膝の周りが腫れてもいる。試しにしゃがんでもらったところ、膝が直角に曲がらないほどしかしゃがめない。クォータースクワットほどでしょうか。体育すわりも痛くで出来ない。うつ伏せになってもらってのレッグカールも途中で止まってしまう。完璧に強い打撲です。さあ、どうしましょう。

 

結果として、60分のセッションで痛みは外傷的なものがまだあるものの、しっかりしゃがめるようになり、うつ伏せレッグカールも左右対称に、そして体育すわりも出来るようになりました。そこから私も再度考えさせられることがあったので忘れないように記しておきたいと思います。

 

膝が曲がらないほどの打撲、一般的な処置は?

膝が曲がらないほどの打撲は、相当の衝撃を受けたことになります。Tさんの場合、足を引きずるように歩くほどでしたから。豪快に転んだんだなあ。

 

本人も「何が起きたかわからない」というくらいの転倒だったみたいです。一般的に打撲に対してはどうケアをしていくのか、まずは確認していきましょう。

 

まず器質的な問題が無いかチェック

 

まずは本当に打撲なのかをチェックしていきます。要は「骨折」の場合もあるからです。または靭帯を痛めている可能性もあります。そこで、最初の段階でこれらを見極めていく必要があります。「骨折」の人に「打撲」のためのケアはできません。

 

骨折やひびが入っていると思われる場合は

 

その場合はまず整形外科に行ってその治療からです。私が関わるのはそれ以降の話になります。打撲とほぼ処置は同じになるかもしれませんが、その場合はまず「当て木」をして膝を固定、その間は安静、松葉杖の生活になります。骨がくっついてからは膝周りの筋肉を鍛えなさいと言われ、レッグプレスなどのマシーンで徐々に鍛えていく、というのが一般的な流れのようです。

 

腫れの度合いは打撲以上

 

主観的に見る場合、「相当腫れている場合」は骨折を疑っても良いと思います。打撲ももちろん腫れていますが「異常だろ」というレベルの腫れは骨折と見てよいかと(もちろんそれでも打撲の場合もあります)。骨折かな、と思ったらまずは整形外科で診てもらい、確かめることが先決です。

 

骨折の場合、とにかく”痛い”

 

あと、骨折の特徴としてはとにかく痛いことです。打撲の場合、数日遅れで痛みが発生するということも珍しくありません。骨折の場合はその場から痛いです。ただ、骨折なのに歩いて病院まで行けたという話はよく聞きますので、そういう人もいるということも頭に入れておいてください。

 

打撲の場合は

 

運良く?骨折ではなくて打撲だった場合には、その度合いによってその後の処置が変わってきます。本当に軽い打撲であればそのままでも大丈夫ですし、本当に腫れたり内出血がひどい場合には骨折同様に固定をして安静にしながら冷却処置をするというのが一般的です。

 

これを専門用語ではRICE処置(ライスしょち)と言います。

 

  • R・・・REST(安静)動かさないで安静にしていること
  • I・・・ICE(冷却)患部を冷やすこと
  • C・・・COMPRESSION(固定)患部を固定して動かさない状態にすること
  • E・・・EREVATION(挙上)患部を心臓よりも高い位置に挙上すること

この処置を行い、患部の回復を待ちます。

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実体験から語る、打撲や捻挫で起こる生理的な反応とは

 

昔、私は陸上競技をやっていたのですが、その中で何度も「捻挫」をしました。その時は今のような知識もなく、長引いたのですが、どう長引くかというと「他の関節の動きも悪くなる」というように長引くんです。患部自体の痛みはまあ1週間もあれば引いてきますが、いざ走ってみるとなんだか歯車が合わないようなギクシャクしたものに。感覚はもうめちゃくちゃでした。

 

例えば足首を捻挫した場合、ある一定のレベル以上に靭帯が伸ばされると、脳が「これ以上は危ない」と判断して、関節にロックをかけます。そのロックがかかっている時に動かすと、私たちは「痛い」と認識するんですね。

 

で、足首を動かすということは関節的に膝関節や股関節も使うことになるので、その2つの関節にもロックをかけます。その関節は直接怪我をした部位では無いので、足首の怪我が治ったからと言ってロックは取れないのです。それが私の感覚がおかしくなった原因でした。

 

炎症そのものが「痛い」と認識するのはちょっとの期間でした。実際に棒高跳びの練習中、上から地面に足首から落ちてそのまま捻挫しましたが(正直終わった、と思いました)、その時は身体の知識もあったので、捻挫の為のエクササイズを毎日熱心にやったらたったの3日で元のレベルまで走れるようになりました。

ちなみにその時、棒高跳びのマットの間に落ちたのですが、マットが古いからだ!と監督が大学側に言ったら棒高跳びのマットと支柱とポールが新調されました(笑)私の捻挫はすぐに治ってしまったのに、マットは新調されて、うれしかったです。その時はアイアンマンという雑誌に載っていた軍司清二先生の捻挫改善エクササイズを実施しました。

 

打撲や捻挫は身体の連動連鎖を考えた上で「どんどん動かした方が良い」

 

打撲や捻挫、そしてぎっくり腰でさえも私は、身体の連動連鎖を考慮した上で、「どんどん動かした方が良い」と実体験から感じています。明らかに中学生の時にジャンプして捻挫した時の治りと、棒高跳びの際に上から落ちて捻挫をした時の治り、後者の方が早く、そして後にも引きませんでした。

 

もちろん後者の方が高いところからの捻挫なので、最初の痛みは比べものになりません。足首折れたかと思いましたから。そんな状態でも3日で走れるようになるので、やはりどんどん動かした方が良いでしょう。

 

動かさないで回復を待つとロックが外れないまま治るので、それこそ後に引いてしまうんです。そうするとそのまま歩き方や姿勢が崩れて他の不定愁訴を引き起こすことすらあります。脳に「大丈夫だよ、私は動けるよ」と教えてあげることが、打撲や捻挫からの回復を早める何よりのコツです。

 

足首や膝の捻挫・打撲の場合のエクササイズ

画像や動画があった方が良いと思うので、撮影したらまた再度こちらに載せます。軍司先生の軍司体操、私にはバッチリマッチしたんですよね。

曲がらない膝、その原因となっていたのは

 

さて、ここまでは一般的な打撲の処置、そして実体験に基づく一般的な打撲の処置との違いを述べてきました。のでもちろん「痛いのに動かせないよ!」という人は一般的な処置で治してください。

 

私は実体験から、その際にかかったままのロックが後に引くのが嫌なのでそうしないだけです。「痛いから動かない」のではなくて「動かないから痛い」んですね身体は。

話はTさんに戻ります。この打撲の前後を通して身体の状態がどう変わったかなどをチェックしていくと、あることに気づきました。次からは実際にセッションで行い、膝がしっかりと曲がるようになっていったその過程です。

 

膝は膝だけにあらず、人は身体だけにあらず

私は膝が痛いという人がいたら、まず膝は観ていません、ごめんなさい。なぜなら、膝が痛くなる原因はその人そのものが持っているからです。だからこそ私はその「人」を見ます。症状そのものを見ません。

 

参考記事→病ではなく人を見る意味とは

 

で、明らかにTさん、あるところが詰まっている感じがするんですよね。流れがすごく悪い。悪いんだけど、敏感な感じもする。うむ、根深そう。

どこらへんが痛むか

膝が痛い、というときに「どこが痛むか」というのが非常に大事です。外側なのか内側なのか裏側なのか真ん中なのか。これによって関係する「背景」が違うからです。そうです、大切なのは背景なんです。

 

なぜそうなってしまったのか、その流れをしっかりと読み取っていくこと。その背景というのは、必ず身体に表れていますからね。

 

で、Tさんは膝の真ん中と内側のちょうど中間あたり。そこで足の爪をつまむことでどちらかなのかを判断。そうそう、便利なんです、経絡。そうすると胃腸に関する経絡の部分が痛いと。ただTさん、気になる発言。「私基本的にどこも痛いんです、経絡。」それはそれは。かなり敏感になりすぎていて、身体全体が過剰に反応しているのかなあ。

 

そういう場合って、キネシオロジー的な筋反射チェックにおいても、力が入りすぎる過剰の状態が見られます。とにもかくにも、これは経絡の流れを正す必要がありそうです。主流、というのはいわゆる「正中線」です。経絡で言うと奇経八脈の中の任脈、督脈がこれにあたります。身体の歪みそれ自体をみても胸椎5番が右に変位していたので、どうやら胃腸や横隔膜に関わりそう。部位で言うとみぞおちの辺り。

 

みぞおちを刺激、すると。

そこでTさんにうつぶせになってもらい、テニスボールをみぞおちに当ててそのまま体重をかけてもらうことに。「いったあああああああ!」激痛の様子。もう少し、もう少し。まだカタイ。ちょっとTさんの身体全体の緊張が緩む。ほぐれた。

 

それを確認し、もう一度膝を曲げてもらうと、うん、しっかり左右対称まで曲がった。仕上げに少し体操をして。外傷的な(ぶつけた)痛みはまだ残っていてこれから内出血もあるかもしれないけれど、しっかり曲がる様にはなったみたい。

 

外傷も、「バランスを取ろう」とする身体の働きなのではないか。

で、私ここで少し思ったというか直観が降りてきたんですが「偶然起こったように見える怪我も、身体のバランスを取ろうとして起こったこと」なのでは無いか、ということ。

どういうことか。

実は、みぞおちが、とTさんに伝えたあとに私「今、何かに迷ってる?」と聞いたんです。するとTさんは「はい。」と。なるほど。胃腸の部分は表裏の関係で脾臓との関連があります。この脾臓は五行で言うと「土」の部分。ここ、東洋思想では調和とか全体という意味がありますが、「選択肢が多くて迷う」などのストレス、この脾臓や胃腸がキャッチしちゃうところ。

 

そしてTさん、それが全経絡が痛いというくらい過敏に。相当心の奥で「迷っていて、でも私以外の調和が崩れるのが嫌で」という思いがあるんだろうなと、なんとなく思いました。だからこそ「迷ってる?」のその言葉が出たんですけど。

 

病気も外傷も、バランスを取ろうとする結果なのでは?

 

人の体調の好調不調や、幸運不運には、波があります。心身の調和が取れていればそれらは穏やかな波になるので、あまり上下はありません。

 

ただ、それらが様々な要因で荒波立った場合、不調の波や不運の波も激しくなります。その容量がオーバーした時に、今回その経絡の部位に関する所を「打撲」という形で気づかせてくれたのではないかと。

 

となると、病気も「どこに出たか」でその背景が読み取れれば「なぜそうなったのか」の部分が分かり、自分自身を見つめ、改めるきっかけと成り得ます。その反省と向上が生命の燃焼へと繋がり、私たちの毎日をより良いものへとしていくのかなと思いました。「天は、自らを助くるものを助く」とサミュエル・スマイルズが著書『自助論』で述べるように、背景が分かることで、自らを助け、育てていくことが可能になります。

 

結局、私たちにメッセージをくれているのが怪我であり病気ある、ということ。

Tさんも、そういった迷いを抱え、でも理想は抱えて、その現実とのギャップに身体も心も苦しんでいました。それがみぞおちを硬くし、胃腸の経絡の流れの滞りを生み、身体が耐えられなくなった所で怪我という形で一度発散、そのバランスを取ろうとしたのかなって。

 

単なる偶然にも思える怪我や病気がこうして私たちにメッセージを送ってくれているんだなって。よく、末期癌の人が、自分の心からしたいことをし続けたら治った!という話し、聞きますよね。現代医学では「ありえない」話し。ただこうして心と身体を繋げて考えてあげると、何かこう、もっと観えることや出来ることが広がる気がしません?

 

私たちの身体もエネルギーで出来ているということは、様々な学者が色んな切り口から発表してくれています。宇宙に存在するエネルギーの末裔が私たちだとしたら、ビッグバン以降、拡大し続ける宇宙の様に、内側に内側に閉じこもるのではなくて、少しでも自分の生命エネルギーが燃焼していくよう、私たちは現実の見える世界で動き続けていかなくてはなりません。

 

宇宙から見たらどんなに小さなエネルギーかも分かりませんが、紛れもなくそのエネルギーの一員なんですから。身体の中には不必要な細胞など無いように、宇宙にとって不必要なエネルギーなど無いはずです。

もっともっと、自分を信じて良いと思う。

 

単なる膝の痛みからなんだかすごいところまで話しが発展していまいましたが(笑)、こうして自分が何かを押し込めたり、自分に嘘をつくことで、身体はダメージを敏感に察知します。

自分がしたいこと、それがこの時代の道徳に反していないものならば、やってダメなことは何一つないはずです。

一度きりの人生、自分の良心に正直に。

 

そこに一人ひとりの違う物語があるはずです。誰に何を言われようが、言わせておけばいいんです。何も怖い事は無いです。

 

自分を助けられるのは自分のみ。神でも仏でも呪文でもお経でもお祓いでも無いんです。

 

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私も私で、考えさせられる学びの多いセッションとなりました。(本人の許可を得て掲載しています。)

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