下腹部というのは、特に女性が気にされるポイントのひとつです。
下腹部を痩せるにはどのようにするのが効果的なのでしょうか?
痩せる運動方法やエクササイズの方法は?もっと簡単にストレッチで痩せることは可能?
下腹部がなかなか痩せないと嘆くまえに、淡々と行動していきましょう。
下腹部痩せる方法は?
下腹部を集中的に痩せる方法としては
・しっかりと下腹部のこと(腹筋のこと)を知る。
・知った事をエクササイズに生かす
これに尽きると思います。
あとは当たり前ですが運動「だけ」で痩せよう、整えようとしないことです。
まずは腹筋のことを知っていきましょう。
腹筋はどこからどこまで?
今回紹介する腹筋運動の中で特に刺激が加わるのは「腹直筋」という筋肉です。
まずはこの筋肉を自分の身体で感じてみましょう。
どこかとどこかを結ぶのが筋肉ですからね。
腹直筋の上側は「みぞおち」です。みぞおちを触ってみましょう。
腹直筋の下側は「恥骨」という骨盤の下の方にあります。これも触ってみましょう。
このみぞおちと恥骨を結ぶのが腹直筋になります。
そして、今回紹介するエクササイズは共通して、足を動かす腹筋運動です。
足を動かす腹筋運動は、恥骨がみぞおちに近づく動きですよね。
「恥骨をみぞおちに近づける」イメージがしっかり出来ていると、運動の効果もグンと上がります。
下腹部痩せの簡単な運動・エクササイズは?
上のことをイメージ・意識しながら簡単な運動へと移っていきましょう。
レッグレイズやニートゥチェストと言われる運動です。
(1)仰向けに寝ます。
(2)膝は立てておき、大体膝の角度が90度になるようにします。
(3)膝の角度を保ったまま、足を上げていきます。膝が胸につくくらいが理想です。
(4)(3)の過程でお尻が少し地面から持ち上がったらそこでOKです。ゆっくりと戻していきましょう。
※反動は使わないこと。一定のペースで行う事。
まずは5回から始めてみてください。しっかり行うと5回でも十分なはずです。逆に20回でも出来てしまうという方は何か方法が違うかもしれません。反動を使わずにゆっくりと行ってみてください。恥骨をみぞおちへ近づける意識も大切です。
下腹部痩せるストレッチはある?
下腹部というのはツボの流れである経絡(けいらく)でいうと「胃・脾臓」の経絡になります。それは身体の前面を流れるものです。
ので、身体の前面をしっかりと伸ばしてあげることで、ストレッチ単体というよりは、運動や食事の効果を高めてあげることが可能です。
方法としては、正座もしくは女の子座りになり、そのまま寝ていきます。
正座から
寝ていきます。
大丈夫な人はここまで!
2分ほど時間をかけてゆっくりと前面全てを伸ばしていきましょう。
下腹部が痩せないあなた。痩せ方、ペースは人それぞれです。
下腹部に限らず、痩せるペースというのは人それぞれです。
ダイエットというのは「習慣」という意味があります。
大切なのは下腹部痩せのための習慣を身につけることです。
習慣を身につける間は「成果」には目を向けずに「定着」することを目的にしましょう。
その習慣が定着すれば遅かれ早かれ成果は必ず出てくるはずです。
その成果がいつ出るのかは分かりません。人によって2週間で出る方もいれば3ヶ月かかる方もいる。
成果ばかりに目を向けると精神的にキツイと思うので(成果が出ないものキツイかもしれませんが)、淡々と習慣を定着させ、実行していくことを主眼に置きましょう。
下腹部は手強いからこそ「習慣」を味方につけましょう。
下腹部は、はっきり言って手強いところです。なかなか落ちません。
だからこそ、少しずつ始めて「習慣」にし、味方につけて撃退していきましょう。
習慣の力は本当に強大です。
まずは無理のない範囲で5回とか,7回とかから始める。足りないくらいを毎日続けてみる。そういうところから始めてみてください。
習慣になってしまえばこっちのもの。嫌でも落ちてきますからね。
それまでは少し辛抱の時間が続きますが、理想の身体のため、日々淡々と行って参りましょう。

東京学芸大学では、保健体育を専攻し、その後、日本ホリスティックコンディショニング協会ホリスティックコンディショナーの資格をとり、パーソナルトレーナーになる。活動歴7年。累計1000人以上のセッションを行う渋谷のパーソナルトレーニングジム「ととのえて、からだ。」の代表トレーナー。解剖学や生理学、栄養学など知識が豊富。