1週間で足が細くなるには運動と食事を組み合わせる必要があります。お尻の筋トレと食事、そして有酸素運動。
巷の「一瞬で足が細くなる方法!」とまではいきませんが、1週間で十分効果の感じられる人もいると思います。
筋トレだけでなくストレッチや、足が細くなる歩き方、足が細くなる走り方も実践することで、長期間でより美しい足になることでしょう。
それでは足が細くなる方法を紹介していきます!
足が太くなる原因って?
足を細くする方法を知る前に、どうして足が太くなってしまうのかを理解していくことにしましょう。
そこを知ることで「気をつける」ことが出来ます。それだけでも大きな変化ですよね。
筋力の低下
筋力が無いということは代謝が弱くなります。
運動習慣の無い人はこの原因が最も多く当てはまる可能性が。こういう方は、「食べたら太ってしまう」んです。なぜならエネルギーの燃焼効率が悪いから。摂ったエネルギーも余ってしまうんですね。
後ほど紹介する足を細くする筋トレを実施して、代謝を高めていきたいものです。
また、筋トレの意味は「身体のラインを形成すること」にあります。
この方は真ん中から右にかけて筋トレを行なったのですが、なんと8kg増えています。なのに一番右が細く引き締まって見えていますよね。
これが筋トレの意義ですね。
重心の崩れ
重心が「かかと」や「親指の付け根」にある人は要注意。ここに体重が乗っていると結果的に「ももの前」を歩行や階段の上り下りで使う羽目に。
脚がどうしても細くならない、という人は重心の置き方の変化を試してみてほしい。続く。
— 今野拓也@トレーナー (@totonoetekarada) 2018年1月25日
かかとや親指の付け根に体重が乗っている状態はふくらはぎとももの前に刺激の入る。動きとしては膝関節が優位になる。これを続けていると(1)ももの前ばかり使うのでどうしても太くなる(2)土踏まずが潰れる(3)外反母趾になる可能性が増すなどの懸念点が出てくる。
— 今野拓也@トレーナー (@totonoetekarada) 2018年1月25日
ももの前の筋肉は骨に対して横方向へ付きます。ということは、ここを日常で使えば使うほど足は相対的に「太く見える」ことに。
これには姿勢、その中でも立ち方の改善が必要になってきます。
参考記事:姿勢矯正のたったひとつのシンプルなコツとは?立ち方座り方、その方法を徹底解説!
骨盤の歪み
骨盤の崩れも足の代謝の低下やももの前のたくましさに繋がります。
骨盤が崩れていると、上手に下半身の筋肉を使うことが難しくなります。そういったこともあり、代謝が低下しやすい状態に。
また、骨盤形成に関わる筋肉と内臓の繋がりから、むくみやすくもなります。むくみが気になる人は骨盤の不調和があるかもしれませんよ。
また、骨盤が崩れると結構な確率でO脚がセットで出てきます。O脚は「お尻の筋肉を緩ませ」「ももの前の筋肉を硬くする」という状態を生みます。これでは痩せようと思っても無理ですね。
1週間で?!短期間ですぐに足が細くなる方法は?
Googleで検索をしてみると
・1週間で足が細くなる方法
・短期間で足が細くなる方法
・一瞬で足が細くなる方法
といった検索ワードが並んでいます。すぐに足が細くなる方法というのはあるのでしょうか?一瞬でとまでは行きませんが、1週間で効果を感じられる可能性のあるトレーニングがあります。と、その前にシンプルに考えて欲しいのですが、人間の身体は「変なことが起こらないように出来ている」んです。要は、急には変化しないように出来ています。
身体が
・いきなり30kg太ってたり
・脚がごぼうのようになったり
・髪の毛が禿げたり
そんなことが起こったら嫌ですよね。悪い変化も急に起こらないように、良い変化も急には起こりません。急激な変化というのは身体にとって「変なこと」ですからね。その当たり前のことをまずは理解する必要がありますね。これを理解しないと
すぐに効果が出ないから止めるといったことが起こってしまいます。
足が細くなる運動方法は?
脚が細くなる運動方法と言っても、足の筋肉に刺激を入れていくのが基本となります。
種目のポイントをしっかりと理解して、今からでも行っていきましょう。
足が細くなる基本の筋トレはスクワット
基本となるのはやはりスクワットです。
「キングオブエクササイズ」と言われるだけあって大切なトレーニングになります。
ポイントとして
・背筋を張ったり
・膝を前に出したり
そういった意識は要りません。ただただしゃがめば良いだけです。
1.足を肩幅に開いて立ち、楽に背筋を伸ばします。
2.物を拾いに行く様に手を下に伸ばしながらしゃがんでいきます。
3.勢いを使わずにゆっくりと1の姿勢に戻ります。
太ももの前側だけに効いてしまうスクワットは少し問題ありなのでフォームや意識の修正をしていく必要があります。お尻側にもしっかり効かせるには
・足の指先までしっかり地面に付いている意識で
・膝のお皿はつま先の向きより外側へ
上記の事に気をつけると良いと思います。そして先ほどの体重の載せ方も。試してみてください。
参考→スクワットのやり方解説!気をつけたい本当に大切なこと。
ヒップアップも兼ねてヒップリフト
脚を細くするには、相対的な見た目も大切です。
脚が相対的に細く見えるにはお尻がしっかりとしていると良いです。
ということで、しっかりとしたお尻を作っていきましょう。
1.仰向けになり、膝を立てます。
2.お尻を締めるように力を入れながらお尻を上げていきます。
3.ゆっくりと1の姿勢に戻ります。
ヒップリフトを片足ずつ行っていくことでお尻やももの裏の筋肉に刺激が入ります。
寝たまま出来るので手軽です。
ふくらはぎも忘れずに!カーフレイズ
ふくらはぎがシュッとしている脚も綺麗ですよね。
そのふくらはぎを作るのに最適なエクササイズはカーフレイズというエクササイズです。
やり方も簡単で、ゆっくりとつま先立ちになって戻るだけ。反動を使わずに行うことがポイントです。
「これ以上上がらない!」というくらいまで上げてください。
お尻が美脚の元!アブダクション
美脚を形成していくのにはお尻の強化は必要不可欠です。ランジやヒップリフトでもお尻は鍛えることが出来ますが、お尻の横側を鍛えていくのにはこのアブダクションが良いエクササイズです。
1.横になり、身体を真っ直ぐにします。
2.上になっている足を上げていきます。
3.勢いや反動は使わずにゆっくりと上下させていきます。
4.動作を繰り返していきます。
お尻の横側から上にかけて効いていればOKです。左右共に行っていきましょう。
ジムで本格的に!ヒップスラスト
ジムに通っていたり、家にダンベルがある場合にはこのヒップスラストという種目もおすすめです。
1.ソファやベンチ台に肩甲骨あたりがつくように寝ます。
2.両足で身体全体を持ち上げ、腰のあたりにダンベルやバーベルを載せます。
3.ゆっくりとお尻を下げていきます。下げ切ったところで上げていきましょう。
慣れてきたら、もしくは軽い負荷であれば片足での実施も可能です。
ものすごくお尻に効くトレーニングなので是非やってみてください。
足が細くなるストレッチは?
足が細くなるというよりは「足を細くする準備」としてのストレッチを紹介します。脚を細くする準備というのは、身体の機能を上げて、代謝を正常な状態にしておくことです。代謝の正常な状態というのは内臓の機能が正常である必要があります。内臓の機能を高めるには、内臓のツボ、その流れである経絡(けいらく)の流れを良くします。
その方法を紹介していきたいと思います。
下半身太りが気になる人は
下半身太りが気になる方は腎臓の働きが低下しているので、その流れを正常にしていきます。腎臓と、セットの内臓である膀胱の流れは身体の内側や裏側を通るラインです。
ここが機能低下すると
・下半身の冷えが強くなる
・下半身のむくみや太りがひどくなる
・睡眠が上手に取れなくなる
・不安にかられることがある
などの症状が出てきます。上記の症状がある方は腎臓の機能低下が疑われますので機能を回復していきましょう。行うストレッチはこのブログで何度も登場していますが長座体前屈です。
身体全体の伸びを強調するには「ひも」を使うと効果的です。
このように手首に紐を通して
そのまま前屈をします。こうすることでより身体全体の伸びを感じることができます。
最近イライラ気味の方には
最近イライラが募っている感じのする人は肝臓や胆嚢の機能低下が疑われます。
肝臓や胆嚢は脚の内側、外側のラインです。
ということでストレッチは開脚ストレッチです。
ピンクの矢印ではなく水色の矢印の方向へ伸びるようにストレッチをしていきましょう。
1週間で足が細くなる方法は?
1週間で足を細くしたい!という方には以下の方法があります。
(1)極限まで食事をカットする。
(2)時間の許す限り有酸素運動をする。
以上です。
身体のエネルギーというエネルギーを使って痩せる方法です。これで十分効果は望めると思います。しかし、この方法には裏があります。この方法で痩せると、身体はエネルギーが枯渇した状態になります。すると、身体はエネルギーを欲します。その際、エネルギーレベルが高いものから身体は使います。その方が手っ取り早くエネルギーとして使えますからね。
エネルギーレベルが高いものというのは「筋肉のエネルギー」です。ということはこのダイエット方法を続けると体重も落ちますが筋肉も落ちてしまい、結果として代謝も落ちてしまいます。
その結果何が手に入るかというと「太りやすい体質」が手に入ります。急激に痩せはしますがその分代償もあるわけです。
1週間で十分に痩せることは可能ですが、長期的な視点で見ると、以上のことからおすすめはしません。どうしても短期で痩せる必要がある人のみの方法です。
短期的なダイエットで「痩せた!」と言っているのは・・・
・むくみが取れて水分が出た
・極端な食事カットで痩せたように見える
こんな感じの理由からです。しかし長期的に見ると
・反動で食べ過ぎてしまう
・「やつれた」ようになってしまう
・結果、痩せづらい身体が出来あがる。
気をつけて。。。— 今野拓也@トレーナー (@totonoetekarada) 2018年2月16日
足が細くなる歩き方・走り方は?
足を細くするには、お尻ともも裏の筋肉をしっかり鍛えていく必要があります。
お尻ともも裏の筋肉は股関節の伸展(脚を後ろに送り出す動作)に関わります。ということで歩行やランニングで意識することをまとめていきましょう。
足が細くなる歩き方は?
足が細くなる歩き方のポイントは「お尻を使ってあげる」ということです。それには足をいつもより大股かつ後ろへ送り出す意識を強く持つことが大切です。お尻の筋肉の役割のひとつに股関節伸展と言って、脚全体を後ろへ送り出すものがあります。お尻をより使っていくために、足をいつもより大股かつ後ろへ送り出す意識を強く持っていきましょう。
「お尻、お尻・・・」と頭の中で唱えてあげるのも結構効果ありますよ。美脚にはお尻。これ大切です。
足が細くなる走り方は?
ランニングの際
・かかとから着く
・膝の曲げ伸ばし
という意識があると、ももの前の筋肉を使ってしまいます。
ももの前の筋肉というのは「羽状筋」といって斜めについている筋肉なので、ここが発達すると横広がりの脚になります。つまり相対的に太く見えるということですよね。
ということで、先ほど「お尻ともも裏の筋肉は股関節の伸展」と言ったように、脚を後ろに送り出す意識があるとよりお尻とももが使われますので、足を細くしたいという人にはおすすめです。
ペースはゆっくりで構いません(隣の人とおしゃべり出来るくらい)ので、足を後ろに送り出す意識で行ってみてください。
絶対足が細くなる方法は?
ここでひとつ、絶対に足が細くなる方法を教えたいと思います。これは足を細くしたいという人だけでなく痩せたいという人にも効く方法です。
それは
足が細くなるまでやり続けるということです。
すごくシンプルですよね?ダイエットにしろボディメイクにしろ、失敗する人は「成功するまでやり続けなかった」のです。やり続けることで遅かれ早かれ効果が出るのがダイエットでありボディメイクです。すぐに辞めてしまう人は、また違うダイエット法に目移りし、またすぐに辞めてしまいます。周りのダイエットをしている人でそういう人、いませんか?ここで紹介したエクササイズは、全く特別なものではなく、基本的な運動です。
だからこそ、続けたら効果が出るんです。
習慣としてこそ、意味があります。
習慣を味方につけ、細い綺麗な足をゲットして参りましょう。
参考→3ヶ月のダイエットを習慣を味方につけて達成させる方法を運動から考えてみる。
参考→3ヶ月のダイエットを習慣を味方につけて達成させる方法を食事から考えてみる。
東京学芸大学では、保健体育を専攻し、その後、日本ホリスティックコンディショニング協会ホリスティックコンディショナーの資格をとり、パーソナルトレーナーになる。活動歴7年。累計1000人以上のセッションを行う渋谷のパーソナルトレーニングジム「ととのえて、からだ。」の代表トレーナー。解剖学や生理学、栄養学など知識が豊富。