O脚は見た目的にも、身体の機能的にもデメリットがたくさんです。O脚矯正の為のストレッチや座り方等、改善の方法を続け、綺麗な脚になっていきましょう。
今回は世界一受けたい授業でも紹介されていたO脚改善ストレッチ等をはじめ、O脚矯正の為の情報満載でお届けします。
一人でも多くのO脚矯正に役立てていただけたら、嬉しい限りです。
O脚とは何か?
O脚とは、足を揃えて立っと時に両膝の間が開くものを言います。内反膝とも言います。
O脚になる原因は?
O脚になる原因として主に挙げられるのが「姿勢の悪さ」です。
それに加えて「動作のくせ」もO脚の原因となってきます。
姿勢が悪くなると、筋肉の刺激に左右差や前後差が出来るので、それによって骨盤帯が歪みます。
また、日本人女性に多く見られる「内股歩き」も原因に。私から見たら「その歩き方、可愛くもないのに自分から身体歪ませてどうするの?」と思うくらいです。
座っていても脚を組んだり、立っている時に一方の足に体重を乗せたり。歪みを作り出しているのは自分自身ですね。
O脚のデメリットは?
O脚によって身体に起こる症状は実に様々です。
・下肢の関節の痛み
・腰痛
・骨盤が歪むと内臓の機能低下も生むので腸の機能低下や生理痛等も起こる。
・肩こり
・(特に下半身の)冷え
・外反母趾
ざっとあげてもこれくらいあります。それでも内股歩きをしてO脚になりたいですか?
O脚矯正ストレッチ方法の紹介
デメリットを見ると「O脚直さなきゃ!」となりますよね。
O脚の人に向け、矯正ストレッチをいくつか紹介していきたいと思います。
まずはテレビで紹介されていたものから見ていきましょう。
魔女たちの22時で紹介されていたストレッチ
ストレッチというよりはヨガのようなポーズに近いものですが、これだけでも十分に治る可能性があります。
後述する姿勢のことも一緒に取り組むとより効果を実感することが出来ると思います。
それにしてもすごいビフォーアフターですよね。しっかり続けると身体は変わるんだということを教えてくれる動画です。
世界一受けたい授業で紹介されていたストレッチ
こちらは女の子座りのようにペタンと座るストレッチでした。
正座のように座るのではなくて、つま先を外に寝かせて行います。
お尻を深く下げられないという人は決して無理をしないで、下げられる範囲で行うか、お尻の下にクッション等を敷いて行っていきましょう。
男性も女性も!O脚矯正の簡単な方法はこれ。
O脚矯正に大切なポイントがあります。それが今から説明する「姿勢」です。
元々姿勢の悪さがO脚を招いたのですから、この姿勢を正していくことでO脚も改善されやすくなりますね。
ということでここからは、より良い姿勢を作り、その上でO脚矯正に必要な動きをしていきましょう。
良い脚は良い姿勢から。
O脚改善の為の姿勢を取るポイントをお話ししていきたいと思います。
まず立ち方ですが、意識は「足先」にあるのが良いです。
ということでまず始めに自分の足先を認識していきましょう。
地面に足先を擦ってみてください。指の腹でもなく、先端でも無く。ちょうどその間くらいが擦れると思います。
そして足先は少し開いた状態にして、先ほど地面に擦った足先を「意識だけ」します。力を入れる必要はありません。
まずはこれが一番大切なポイントなのでしっかりと押さえておいてください。
次は「肋骨の引き上げ」です。
肋骨を引き上げることによって、呼吸がしやすくなるのと、背骨の積み重なりが自然な状態になります。
やり方は、腰の少し上辺りに両手の甲を当てます。もしくは拳。
そこから身体を前にスライドするようにしながら、少し当てた手で身体を前方へ押し出します。反るのではないので注意してください。
一番きついポイントに来たら斜め上を見て、そこで深呼吸を3回ほど。
そのままゆっくりと手を離していきましょう。
最後は首のポイントです。
首は「動かす場所」がポイントになってきます。間違うとストレートネックを自分で作り出すことになります。
首の動かす場所は、ずばり耳の後ろです。耳の後ろを触るとぽこっと出っ張っている部分があるかと思います。その辺りから動かしてくるようにしていきましょう。上を向いた状態から前を向いていくのですが、先ほど述べた部分を回転軸として動かしていきます。
首は根元から動かすと思ってしまいますが、そうすると首のカーブが失われてしまうので気をつけてくださいね。
以上
・足先の意識
・肋骨の引き上げ
・首の動かし方
これらを気をつけて姿勢を作ってみてください。
お尻の筋肉を働かせよう。
お尻の筋肉は「股関節を外側に捻るとよく働き」ます。
股関節を外側に捻りやすくする意識は「足指の小指」です。
ここに意識を向けることによってお尻の筋肉に刺激が入るようになります。
この身体の仕組みを使い、更にお尻や身体の裏側に刺激を入れていきましょう。
壁に手をついてバランスを取りながら、足の小指に意識を置きながらかかとを思い切り上げていきましょう。少しお尻を締める意識があるとより良いと思います。
O脚矯正の為のストレッチとなる座り方があります。
それはずばり「正座」です。
正座にはO脚の人にとってたくさんのメリットがあるのですが、その中でも
・O脚の人はももの前の筋肉が硬い傾向にあるので、それを伸ばしてくれる
・正座で正しい脚の骨格を脳に覚えさせることが出来る
等があります。
ということで、正座にチャレンジしてみましょう。
最初正座がきつい人は膝の間にクッション等を敷いて少しずつ行っていくと良いと思います。
正座が出来る人は1日3回、1分ずつ行ってみてください。上に挙げた魔女たちの22時でのエクササイズと共に行うことでより効果を実感出来ると思います。
O脚改善のストレッチで大切なポイントは?
O脚改善のストレッチを紹介してきましたが(といっても正座というシンプルなことですが)、ここで大切なポイントがあるのでお話ししておきたいと思います。
どれも大切なことなので「ただやる」だけにならないようにしていきましょう。
「姿勢ありき」ということをお忘れなく。
ダイエットでもこういった骨格の矯正でも「姿勢が第一」です。構造的な姿勢が崩れてしまっていてはなかなか改善に向かいづらいので、まずは姿勢を作ることを優先にしてみてください。
姿勢については上に挙げたポイントを気をつけながら作ってみてください。その上でストレッチ等を進めていきます。
続けることで定着することをお忘れなく。
そしてこれも当たり前なのですが「続けること」が大切です。
私たちの身体はおかしなことは起こらないように出来ています。
ということは「一瞬で変わる」ということが起こらないように出来ているんですね。
一瞬で変わったとしてもそれは「その場だけ」ということが多いものです。
だからこそ、「それが普通だ」と脳みそが思うまで、何度も何度も刺激を入れてあげること。そういうことの繰り返して、身体は変わっていきます。
「正しいイメージ」も大切です。
正しいイメージというのは、「そもそもの脚の骨格」ということです。
膝のお皿の向きはどこを向くのが良いのか?つま先はどれくらい開けば良いのか?
そういったことが分かっていないと「ゴールが分かっていない」のと同じなので、ここはしっかりと確認しておきましょう。
ととのえて、脚のライン。
ここまで、O脚矯正のストレッチについてお話をしてきました。
O脚は、十分矯正可能です。
(1)姿勢を改善すること
(2)O脚改善の体操を行うこと
(3)歩いている時の内股や、座っている時足を組む等の癖に注意する
これらのことを意識していくことで、改善が見られるはずです。治らない方は、どれかが足りないと思われます。
自分でも十分治すことが出来ると思いますので、整体等に行く前にまずは自分の力でやってみては。自分の身体に向かい合う、良い機会にもなるはずです。

東京学芸大学では、保健体育を専攻し、その後、日本ホリスティックコンディショニング協会ホリスティックコンディショナーの資格をとり、パーソナルトレーナーになる。活動歴7年。累計1000人以上のセッションを行う渋谷のパーソナルトレーニングジム「ととのえて、からだ。」の代表トレーナー。解剖学や生理学、栄養学など知識が豊富。