ダイエットやボディメイクに取り組んでいると、どうにも効果が出ない期間というのがあります。嫌になってしまいそうですが、そういう時は「何もしない」をしてみるというのも一つの手。今回は、そんなお話です。
神経質になりすぎたら「止まって」みよう
ダイエットは、習慣を変えていくことが主な目的なのですが、人によってはそれが過剰なストレスになる場合もあります。
例えば「あれもこれも食べちゃいけない」とか。
例えば「毎日キツイ運動をしなければいけない」とか。
そうして生活全てを「ねばならない」で縛ってしまうのは本当に辛いことです。
こういう状態になってしまうと、習慣を変えることは難しいでしょう。最初の数週間はもしかすると辛いかもしれませんが「それが当たり前」の状態になってくるはずだからです。
実際、私のお客様でも、少しずつお菓子を少なくしてみたら「なんだか、食べなくても良いかもって思えてきました」と言ってくださる方もいらっしゃいます。
「スクワットをしてから寝ないと気持ち悪くなりました」と運動面のことを報告してくださる方も。
そういう状態になると「ねばならない」ではないんですよね。それが当たり前になって、自分の支配下になります。
「何もしない」をしてみよう。
神経質になっているな〜と感じたら、ぜひ「何もしない」ということをしてみてください。意外と難しいんですよね、「何もしない」ということ。
好きなものを、美味しく食べてみる。
食事は、好きなものを美味しく食べることに集中してみましょう。たんぱく質とかその他の栄養のことは一度脇に置いて、今本当に食べたいものを美味しく頂く。
好きなものを食べられるというのは、本当に幸せなことですよね。健康な身体が無いと出来ないことです。
一度、本当に好きなものを、ただただ食べてみてください。
運動は一旦お休み
運動が大きな負担になっている人、多いのでは。
そういった人は一旦お休みを入れてみませんか?
ただ、不安で不安でたまらない!という人は
・お気に入りの公園を歩く
・行ったことのない土地を歩いて探検して見る
こんな風に運動の捉え方を変えてみては?良い運動になるし、新たな発見があるかもしれませんね。
しっかりと休む
「何もしない」なので、ただただ携帯をダラダラみるのはダメです。「何もしない」からこそ「携帯をいじらない」で早く休んでみましょう。
普段忙しい人は特に、メールの返信やネットサーフィンが夜寝る前になる人もいるでしょう。
しかし「何もしない」で、早々に休んでみましょう。
意外と、良い睡眠が自然と取れるかも。
基本はいつもしていたことを止めること
私たちって、「習慣」で暮らしていますよね。
朝起きて、カーテンと窓を開け、お掃除をして、お味噌汁を作り始める。。。私の1日の始まりも「習慣」です。
もちろん、それら全部をやらないのは生活に支障が出ます。そこで目を向けるのは生活に支障が出ないレベルの「習慣」。
駅でエレベーターに乗っている人は階段を使ってみたり。逆に階段を使っていた人はエレベーターを使ってみるとか。何も階段を使うことだけが良いことでは無いですよね。エレベーターを使うよさだってあるはずです。そういったように、色々と経験してみることで色々な発見があります。いつもしていたことをしなかったからこそ得られたものです。
まとめ
「何もしない」というのは、実は「改めて自分に目を向けてみる」ということに繋がります。
普段忙しいと、「忙」の字のごとく心がどこかへ行ってしまいます。そうではなくて、普段しないことをしている自分を観察してみること。何を感じているのか。
俯瞰的に自分を、そして物事が見えると、ダイエットだけでなく、色んなことに余裕が出てくるかも。今日だけでも「何もしない」をしてみませんか。

東京学芸大学では、保健体育を専攻し、その後、日本ホリスティックコンディショニング協会ホリスティックコンディショナーの資格をとり、パーソナルトレーナーになる。活動歴7年。累計1000人以上のセッションを行う渋谷のパーソナルトレーニングジム「ととのえて、からだ。」の代表トレーナー。解剖学や生理学、栄養学など知識が豊富。