炭水化物を抑えたり運動をしたりしてダイエットをしているが、夜に空腹で眠れず、また寝ても目が覚めてしまう。
ダイエットをしている方なら一度は経験があるかもしれません。
今回はダイエットと睡眠の関係や空腹でも寝れる方法、寝る前に食べても良い食べ物について書いていきます。
ダイエットと睡眠の関係
ダイエットをしていると眠れなくなることはよくあることです。
その原因と考えられることは2つあり、
・単純に空腹感が強い
・消化負担の軽減
です。
空腹感が強い状態とは血糖値が低下している状態。これが反応し、脳が空腹を感じるのです。
消化負担の軽減とは身体の回復機能と関係があります。
身体には潜在酵素というものが存在していて、これは「代謝」と「消化」のときに使われ、天秤のような関係にあるんです。
消化にたくさんエネルギーを使えば代謝の働きが悪くなり、消化にエネルギーを使わなければ代謝の働きが良くなる。
つまり、ダイエット中に食事量が少なくなることによって「消化負担の軽減」となり、代謝の働きが良くなるため活動していられる時間が増える(眠くなくなる)ということです。
この2つの理由からダイエット中に眠れない状態となります。
眠れないときは
それでは眠れなくなったときはどのように対処すればよいのでしょうか?
3つのパターンを参考にしてみて下さい。
1、無理に寝ようとしない
上にも書きましたが、食事量が少なくなるということで睡眠がとれなくなることは決して悪い事ではありません。
「消化酵素」ではなく「代謝酵素」が多く使われるため、身体の回復が早く疲労の回復も早くなっているのです。
よって、少量の睡眠でも身体が活動的になります。
無理に寝ようとしないことが大切になるかもしれません。
その分、読書をしたり活動したり自分の時間を増やしていくことで時間の使い方がうまくなると思います。
2、睡眠法の実施
眠れないのは不安だなという方は眠りやすくするための工夫をとっていくことがおススメです。
こちらは睡眠についてのポイントについてまとめた記事なので参考にしてみて下さい。
3、身体にやさしいものを食べる
空腹に耐えられず眠れないときは少し食べてもいいかと思います。
この時に何を食べるかがポイント。
特に血糖値を急上昇させないようにすることが大切です。
オススメとしては「スープ系」を摂取すること。
温かいものを食べると体が温まりリラックス効果があり、また物理的にもお腹が膨れます。
逆に甘いものなどを食べ過ぎないように注意していきましょう。
身体に正直に
眠れないときの解決策は様々ありました。
眠れなくなった時の唯一無二の方法は存在しないんですね。
そんな時は身体の声を聴いてみることが大切です。
「少し食べた方が良いよ」
「無理して眠らなくても良いよ」
などなど、その時の身体の状態からベストの答えを探してみることが良いと思います。
常に身体に正直に行動していきましょう!

東京学芸大学では、保健体育を専攻し、その後、日本ホリスティックコンディショニング協会ホリスティックコンディショナーの資格をとり、パーソナルトレーナーになる。活動歴7年。累計1000人以上のセッションを行う渋谷のパーソナルトレーニングジム「ととのえて、からだ。」の代表トレーナー。解剖学や生理学、栄養学など知識が豊富。