ダイエットをする上で、水分補給はとても大切になります。しっかりとした水分補給はダイエットの助けになってくれるかも。
今回は水分補給の効果や適正量、タイミング、またお茶やコーヒーなど、どれを飲めば良いのかなどについて書いていきます。
水分補給の重要性は?
私たちの身体は何%ぐらいが水分で出来ていると思いますか?
その答えはなんと約60%以上です。
身体の半分以上は水分で出来ているんですね。
よって、私たちがいつまでも若々しく健康で生活を送るためにはしっかりと水分を摂取する必要があるんです。
逆に体内の水分の20%を失うと人間は生きていくことが難しいと言われているくらい、身体にとってとても大切なもの。
また詳しくみていくと、
・血液の約90%
・脳の約80%
・内臓の約70%
・骨の約25%
など、身体を構成する各器官も水分が主な成分になっています。
効果は?
身体を構成する上で欠かすことの出来ない水分。
しっかりと摂取をしていくことは
・毒素や老廃物の排出を促す
・粘膜の潤いを保つ
・血液として全身に酸素や栄養を運ぶ
・身体の反応の材料になる
・脂肪の運搬を高める
などの効果につながります。
要は、身体を常に新しいものに変える循環の効果がありますね。
脂肪の運搬をするという意味でもダイエットをしている方にはとても大切なものになります。
適正量は?
身体にとってとても大切な水分。
では、1日にどのくらいの目安で摂取をしていくとよいのでしょうか?
男女別で分けていくと、
男性 2ℓ
女性 1,5ℓ
くらいと言われています。
体重別で分けると、
自分の体重÷32=1日の目安(ℓ)
で計算出来ます。
どちらを参考にしても大丈夫です。
日常で気にかけてみると意外と摂取することが出来ていない方も多いので、ぜひ積極的に摂取していきましょう。
適切なタイミングは?
起床時
寝ている間にはコップ1杯分の汗をかいていると言われています。
なので、寝起きは結構水分が失われているんです。
水分が失われているということは血液などもドロドロになっている状態。
脳梗塞などの症状も朝に起きやすいのはこれが原因の一つですね。
起床時にしっかりと失われた分の水分(コップ1杯分)を摂っていき、細胞の隅々に潤いを与えていきましょう。
就寝時
睡眠は身体を休めていくのにとても重要です。
睡眠の質を上げ、身体の受けた疲労を回復や修復させるためには、睡眠前にしっかりと水分を身体に入れておく必要があります。
コップ1杯分を目安に摂取していきましょう。
常にこまめに
水分補給は一度にたくさんの量を摂取してもあまり効果がありません。
一度に多くの水分を摂ると内臓内の消化液が薄まってしまったり、身体に疲労感を与えたりもします。
喉が渇いたと感じるときはかなり水分が失われている状態になるので、そうなる前にこまめに摂取を心掛けることが大切です。
種類
水
水分補給の基本はやはり水です。
不純なものが含まれていない水分をしっかりと摂取していくことを心掛けていきましょう。
個人的なおすすめは、1日2ℓペットボトル1本買って飲み切ることを課題に飲んでいくこと。
お仕事のデスクの上や、家に常備しておくといいと思います。
お茶
お茶は水以外の水分の中で2番目におススメ。
お茶のデメリットはカフェインが含まれているものがあることと、タンニンが含まれること。
タンニンは緑茶に多く含まれますが、鉄分の吸収を阻害してしまうものです。
やはり基本はお水を飲むようにして、プラスαとしてお茶を摂取するのが良いかと思います。もしもそれが気になる人は、鉄分はお肉やお魚など動物性のものを摂取するようにしていきましょう。
コーヒー
コーヒーには多くのカフェインが含まれています。
カフェインには利尿作用があり、飲んだ量よりも多くの体内水分が失われ、逆に脱水症状に繋がることもあります。
これは水分とカウントしないようにしていきましょう。
アルコール
コーヒーのカフェインと同様に、アルコールには利尿作用があります。
脱水症状に繋がったり、解毒のために内臓を消費させやすいので水分補給にはカウントされません。
ジュース・スポーツドリンク
ジュースやスポーツドリンクには余計な糖分がとても多く含まれています。
ダイエットで脂肪を落とそうとしているのに余計な糖分を摂ってしまっては悪循環ですよね。
意外と盲点になりやすいのがスポーツドリンク。
運動時に飲むイメージがあるかもしれませんが、これはアスリートがエネルギーを切らさないように作られたもの。
エネルギーを消費する目的のダイエットは全く逆になりますので、運動時はなるべくお水にしていきましょう。
まとめ
お水をしっかりと摂取していくことは、ダイエットの効果を上げるだけでなく健康面にもとても重要でしたね。
単に脂肪を落とすだけでなく、いつまでも若々しく健康な身体を保っていくためにも積極的に水分を摂取していきましょう。
その中でも特に重要なのが、純粋な水の摂取。
1日の自身の摂取目標量をしっかりと認識し、こまめに摂っていく習慣を身についけていきましょうね!

東京学芸大学では、保健体育を専攻し、その後、日本ホリスティックコンディショニング協会ホリスティックコンディショナーの資格をとり、パーソナルトレーナーになる。活動歴7年。累計1000人以上のセッションを行う渋谷のパーソナルトレーニングジム「ととのえて、からだ。」の代表トレーナー。解剖学や生理学、栄養学など知識が豊富。