ダイエットのために朝食を抜くのは良いのか、悪いのか。
嘘か本当か、世の中には様々な情報がありますよね。
今回はそんな方のために朝食抜きは痩せる、太るについて書いていきます。
朝食抜きは痩せる?それとも太る?
朝食を抜くと痩せるか太るか。
太ると答える人もいれば痩せると答える人もいますよね。
何故結果が違ってくるかと言えば、痩せる人と太る人では朝食以外の前提に違いがあるからです。
一緒に確認していきましょう。
まずは朝食の重要性を確認
朝の4時から12時までは「排出と浄化」に適した時間と言われています。
身体に取り込んだ食物のうち、不要になったものを排出する時間なんです。
いらなくなったものがしっかり身体から排出されなければ、新たに良い栄養が入らなくなるので、この時間に身体から排泄をしていくことはとても重要になります。
排泄をするために特に重要な行動が噛むこと。
噛むことによって胃直腸反射が起き、腸内が動いてくれるんです。
しっかりと噛むことを意識して食事をし、排泄をすることがこの時間の1番の目的になります。
朝食抜きで痩せる人
このパターンは体脂肪率30%以上の人に特に多く見られる傾向です。
朝食を抜くことによって痩せる人のパターンに特徴的なのことは「一日の総摂取カロリー数が高い」こと。
そもそも一日の食事量が多く食べすぎであれば、一食抜けば総カ摂取カロリーが低下するので痩せていきますよね。
これが良いか悪いかは一度置いといて、痩せていきやすい傾向があるのです。
朝食抜きで太る人
このパターンは体脂肪率が30%以下の人に特に多く見られる傾向です。
このパターンの人は朝食を抜くことによって太りやすくなる傾向があります。
その理由を下で確認していきましょう。
朝食抜きで太る原因
朝食を抜くことによって太りやすくなる原因は様々ありますが、主に重要な2つのポイントを確認していきましょう。
1、お昼のドカ食いと血糖値の上昇
朝食を抜くと、夜ご飯からお昼まで何も口にしないことになります。
そうするととてもお腹がすいてしまうんですよね。
結果的に一気にドカ食いしてしまう。
一気にドカ食いをすると血糖値が急上昇してしまいます。
上がった血糖値を下げるために身体はインスリンというホルモンを分泌するのですが、そのホルモンは同時に体脂肪を合成しやすいホルモンなのです。
よって、思った以上に太りやすくなってしまうという結果になります。
2、身体の回転が悪くなる
食べたものは身体の一部となり、不要となったものは体外へと排出されます。
上で確認をした通り、朝は「排出」の時間なので、身体で不要になったものを排出できなければ、新しく栄養を取り込むことが出来ません。
よって、新しく食べたものがうまく身体に吸収されなくなってしまう。
新たな栄養素を身体に取り込むためにも、まず不要になったものを排出する必要があります。
一品だけでも
朝ご飯は食べた方がよいことは分かったけど、食べる時間がない。。。
そんな方も多いかもしれません。
そんな方は、簡単に食べられるものを一品だけでも食べていくことをお勧めします。
選ぶポイントは、
・しっかりと噛むことが出来るもの
・タンパク質の補給が出来るもの
具体的には、
・ゆで卵
・玄米おにぎり
・ナッツ類
・納豆
などです。
少し食べるだけでも、違いが生まれてくるのでぜひ実践してみてください。
偏らずに
まとめていくと、身体作りのためには少しでも朝食を食べた方がよいということでした。
朝食に大切なのは、量を食べることではなく、噛むことですね。
それによって腸が動き、便が排出しやすくなる。
身体の回転が良くなるので、エネルギーを出しやすい身体になります。
また、血糖値の急上昇も防げるので脂肪の増加も防ぐことが出来る。まさに一石二鳥ですね。
総摂取カロリーが高い方は朝抜く分を夜に回して、夜少なめにすると良いと思います。
規則正しい習慣を身に付けてより良い身体を作っていきましょうね!

東京学芸大学では、保健体育を専攻し、その後、日本ホリスティックコンディショニング協会ホリスティックコンディショナーの資格をとり、パーソナルトレーナーになる。活動歴7年。累計1000人以上のセッションを行う渋谷のパーソナルトレーニングジム「ととのえて、からだ。」の代表トレーナー。解剖学や生理学、栄養学など知識が豊富。