ストレッチ、やってますか?ストレッチは体も心も伸ばしてくれる大切なケアの手段です。
部位別にしっかりとマスターして、日々のケアに取り入れていきましょう。
この記事ではもも裏のストレッチの方法や注意点、効果などをお伝えしていきます。ストレッチは深い呼吸をすることが大切。
ストレッチで自分と向かい合う時間を作ってみましょう。
もも裏のストレッチ、方法は?
もも裏のストレッチにはいくつか方法があるので紹介していきたいと思います。
普通に前屈をする
もも裏を伸ばすには前屈が良いです。
▲座った状態でやってみよう。もしも骨盤が硬くてこの姿勢が辛い時はお尻の下に毛布を丸めるなどの工夫をしてみると良い。
▲前屈をしている写真。もちろんつま先にタッチ出来なくても良いので、できるところで止めて深い呼吸をしてみよう。無理に前に前屈しようとしないことが大切。
前屈も、立ってやる場合と座って行う場合がありますが、やってみてやりやすい方で構いません。
▲立って行う場合。楽にたち上体をゆっくりと前屈させていこう。
▲こちらも座っている時と同様に、いけるところまででOK。決して無理をしないことがストレッチのコツ。
ストレッチ全般に言えることですが「無理をして伸ばそうとしない」のが大切です。
体重を乗せてあとは呼吸を深くするだけ。もっと伸びたければ体は自然と前に行きますし行かない場合もあります。
骨盤まわりが硬い人は仰向けで
骨盤まわりが硬い人は仰向きになり、片足ずつ伸ばしていきます。
▲タオルを使用するとやりやすいので試してみてほしい。足の裏にタオルをひっかけて準備をする。
▲ゆっくりと膝をのばしていこう。膝が伸びきることがベストだが伸び切らない場合は伸びるところまででOK。
タオルを使用することによって誰でも出来ますので体が硬くて・・・という人は是非こちらの方法を試してみてください。
座ったまま片足ずつもあり
座ったままでも片足ずつストレッチすることが可能です。
片方の膝を曲げ、もう片方の足を伸ばし、前屈していきましょう。
骨盤が硬いとそもそも座るのが難しいという人もいるかと思いますが座れるくらいの骨盤の柔らかさがあればこれは実践しやすいストレッチだと思います。
もも裏のストレッチをする時の注意点
もも裏のストレッチをする時、どんなことに気をつければ良いのかまとめてみました。頭に入れながらストレッチを実施していきましょう。
呼吸は止めない
これはストレッチ全般に言えることですが、決して呼吸は止めないようにしましょう。
呼吸を止めると体は力むので伸びにくくなります。それでも無理やり伸ばそうとすると逆に怪我をする恐れもあるので気をつけたいところです。
膝をのばしきる
膝が曲がっていると上手にもも裏が伸びないことがあります。前屈をしてみて「なんかももの裏が伸びないな〜」と感じる時は膝が伸びていないかどうかということを確認していきましょう。
可能であれば爪先は立てる
柔らかさが許すのであれば、爪先は立てた方がより効果的です。
というのもその方がもも裏だけでなく、ふくらはぎや膝裏までしっかりと伸びるからです。
ストレッチで大切なのは部位ではなくて全体が均一になること。それを考えるともも裏のストレッチなんですが他の部位も伸ばせるとバランスが整いやすくなりますよね。
もも裏のストレッチの効果って?
もも裏のストレッチをするとどんな効果があるのでしょうか?紹介したいと思います。
前屈が柔らかくなる
「だから?」と言われればそれまでなのですが笑 前屈が柔らかくなります。
トレーニングやスポーツをする人にとって、柔らかいというのは動きの幅が出ることにつながるので非常に良いことです。
怪我予防という意味でも柔らかいに越したことはないので、積極的に取り組みたいものです。
むくみが取れる?!
実際にセッションではむくみがひどいという人には前屈をおすすめしています。
それは、「水」の臓器が東洋医学では「腎」にあたり、その表裏の関係として「膀胱」があります。この膀胱の経絡の流れは体の裏面を通るので、そこをストレッチすることで膀胱や腎が活発となり、結果としてむくみが取れやすいという結果に繋がりやすいのです。
人によって行う前屈は若干異なるのですが前屈とむくみの関係をお客様には感じていただいています。
ストレッチを、しよう。
ストレッチは気軽にできる運動としてもおすすめですし、ゆっくりと自分の体や呼吸に意識を向けることが出来る大切な時間です。
日々忙しい中に身を置いているひとにとってはその3分が大切だったりしますよね。テレビや雑誌などで無駄にダラダラするのであれば、ストレッチをして、有意義に自分に向かい合ってみませんか?

東京学芸大学では、保健体育を専攻し、その後、日本ホリスティックコンディショニング協会ホリスティックコンディショナーの資格をとり、パーソナルトレーナーになる。活動歴7年。累計1000人以上のセッションを行う渋谷のパーソナルトレーニングジム「ととのえて、からだ。」の代表トレーナー。解剖学や生理学、栄養学など知識が豊富。