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ダイエット

糖質制限ダイエットのいろは|食べていいもの・メリットやデメリットもちゃんと知ろう

更新日:

昨今大流行している糖質制限ダイエット。やりすぎで体を壊す人もいたり、大成功している人がいたりと様々なようですね。

そもそも糖質制限ダイエットって「糖質を制限するだけ」ではありません。そこばかりを受け取って自己流に行ってしまうと、結果的に体調を崩す恐れがあります。

今回は糖質制限ダイエットを初心者向けに解説していきます。糖質制限ダイエットに取り組むぞ!という方は是非参考にしてみてください。

糖質制限ダイエットは知れば知るほど深いものだ

今では様々な場所で糖質制限ダイエットが取り上げられて話題になっています。

糖質制限ダイエットで10kg以上のダイエットに成功した人がいることも確かですし、逆に体調を崩してしまったという人がいるのも事実です。

参考・追跡!糖質制限ダイエットの落とし穴

私たちの体は、日々口にしたものでできています。だからこそ「食事法」の話題は度々あがってくるわけです。

糖質制限ダイエットはその名前の通り糖質を制限していくものなのですが、名前のイメージで「とにかく炭水化物を摂取しない」ということが先行しているように感じます。

この記事では「ちゃんと最低限必要なカロリーは摂取しつつその内訳で糖質を少なくする」ということを目標に糖質制限ダイエットについて解説をしていきます。

そもそも「糖質制限ダイエット」とは何をするの?

先ほども言ったように、糖質制限ダイエットとはただただ糖質を制限、つまり食べないというわけではありません。

そうして「食べない」という選択をしてしまうことで体調を崩してしまう人が非常に多いので、「どれくらい食べるのか」を計算などで出して行くほうが安全です。

また、糖質にも種類があるので、「食べるべき糖質」「制限すべき糖質」を分けていく必要もあるのです。

糖質とは?

糖質とはそもそも「多糖類」「糖アルコール」「その他」を合わせたものを言います。

似たものに「炭水化物」と「糖類」があります。

糖類は更に「単糖類」「二糖類」とに分けることが出来ます。

糖質と食物繊維を合わせて「炭水化物」と言います。

ので「炭水化物=糖質」ではない、ということをまずは知っておきましょう。

まとめると、

炭水化物から食物繊維を除いたものを「糖質」ー①

①を「糖類」と「その他」に分けるー②

②の「糖類」を更に「単糖類」「二糖類」と分ける、こんなイメージです。

糖質制限ダイエットでは糖質を制限するため、「食物繊維」が不足しやすいです。これは他の食材で積極的に摂取する必要があります。

糖質制限ダイエットの仕組み

私たちが糖質を口にすると、血液中のブドウ糖の濃度(つまり血糖値です)が上昇します。血糖値が上昇すると膵臓からインスリンという物質が分泌され、この分泌を機に筋肉や肝臓にブドウ糖をグリコーゲンとして貯蔵するんです。

これが私たちのエネルギーになるんです。ただ、エネルギー資源の倉庫にも限界があるので、限界値以上のものは中性脂肪として身体に蓄えられてしまうのです。。。

糖質制限をし、エネルギーの貯蔵量が減少してくると「エネルギーが無いぞ〜!」と肝臓が騒ぎ出し、エネルギーを脂肪細胞に求めるようになる、と言われています。

参考:Glycogen shortage during fasting triggers liver–brain–adipose neurocircuitry to facilitate fat utilization

そしてそのエネルギー資源となる糖質を制限することでそもそもエネルギー過剰になりにくいので、「ダイエット」ということに結びついたのですね。

糖質制限ダイエットの種類について

糖質制限ダイエットにもその制限量によって分けられます。その種類を確認していきましょう。

プチ糖質制限

もっとも簡単な糖質制限と言われるのがプチ糖質制限です。

プチ糖質制限での糖質量の目安は以下の通り。

・1食あたり糖質50~60g

・1日あたり糖質110~140g

ざっくり言うと1日にごはん茶碗2杯くらいまでは食べることが出来ると言う感じです。

ちなみに私のジムでもこれくらいの糖質量を推奨しています(セッションでは身長・体重・年齢などから糖質量を一人ひとり算出しています)。理由は簡単「続けやすい」からです。

ダイエットというのは「習慣」という意味を持つ言葉なので、運動にしろ食事にしろ「習慣」にしていく必要があるのです。

だからこそ続けやすいというのも大切なポイント。もちろん「本気で短期間で痩せる!」という方は下の2つのやり方でOKですが、長い目で見た時にはこちらの糖質制限で良いです。(私自身もこれくらいの糖質量で生活しています)

スタンダード糖質制限

スタンダードな糖質制限とは以下のように行います。

・1食あたりの糖質量:50~60g

・1日あたりの糖質量:70~100g

少し厳しくなりますよね。ただ特に脂肪が多い人はかなり効果を感じるのではないかと思います。

今まで摂取していたものを摂取しないのはなかなか苦しいですが、習慣になるまで我慢して行ってみては。

スーパー糖質制限

スーパー糖質制限となるとかなり厳しいものになります。

・1食あたりの糖質量:10~20g

・1日あたりの糖質量:30~60g

ほとんど糖質は摂取出来ないと思ってもらって良いです。

ここまでやるとなると、他の栄養素をしっかりと摂取していかなくてはなりませんので、このレベルの糖質制限は専門家の人に相談しながら進めていくことをおすすめします。

私のジムで「プチ糖質制限」だと、朝とお昼は糖質を摂取して、夜は摂取しない、というような割と一般的なものです。

それにスパイスを加えることで成功率を高めていくというようなイメージです。(といっても運動と具体的な食事指導くらいです)

糖質制限ダイエットのいろは|手順を確認しよう

糖質制限ダイエットのことを理解したところで、実践するための手順を確認していきましょう。

なお、ここでは最も続けやすく、実際に指導もさせて頂いている「プチ糖質制限」について書いていきます。

摂取する糖質の量を確認しよう

まずは糖質の必要量を計算していきます。

それにはまず「必要なカロリー」を計算していきます。

具体的には

・目指す体重を決める。

・目指す体脂肪率を決める。

ここから始まります。

ここでは分かりやすく、女性が体重50kg、体脂肪率20%を目指すとします。

決まったら、体重から脂肪を除いた重さを求めます。

この場合は「50×0.8」で40になりますね。

求めた値に30をかけて単位をkcalとして計算は終わりです。この場合は1200kcalとなりました。

ので、この1200kcalというのは「最低限必要なエネルギー」なので、下回らないようにするのが大切です。

このカロリー内で三大栄養素、つまり「炭水化物」「タンパク質」「脂質」の3つのバランスを考えていきます。そうすることで大体摂取するべき糖質量がわかってきます。

考え方の参考書籍:『除脂肪メソッド』岡田 隆・著

まずはタンパク質の量を決めよう!

糖質制限ダイエットですが、私の場合まずはタンパク質の量を決めていきます。

なぜかというとやはりタンパク質が人体にとっては必要不可欠だからです。私たちの体の色んなものの(筋肉や髪の毛、爪など)材料になってくれています。

糖質制限ダイエットというと「食べない」という思いが強すぎてこのタンパク質も不足してしまうことがあるので注意が必要です。

さて、どれくらいの量のタンパク質を摂取するのかというと、体重g以上のタンパク質を摂取します。

目標体重で見る場合と現体重で見る場合がありますが、今は分かりやすく目標体重で全て見ていきます。

となると50gのタンパク質を摂取すれば良いということになるので、1食あたりのタンパク質の目安は16gほどですね。

これは例えば・・・

お肉・・・80g前後

お魚・・・60~80g前後

卵・・・・3個

納豆・・・2パック

などでしょうか。これらどれかを1日で摂取すればタンパク質量はクリアです。組み合わせながら上手に摂りたいですね。

もちろんオーバーする分にはOKなのでどんどん摂りましょう。

「摂りすぎ」ってあるの?とたまに聞かれますが、「うんちが黒くなってきたら一旦ストップ」ということを覚えておきましょう。動物性たんぱく質が過剰になってくるとうんちが黒くなってきます。それが合図です。

逆に、うんちが黄色や茶色のままだったら全然気にしないで食べましょう。絶対的な量というよりも、(うんちなどのサインから)自分の身体に聞くという姿勢を忘れずにいると良いと思っています。

タンパク質は1gあたり4kcalの熱量があるので、50g摂取すると200kcalになります。(理想は体重の1.5倍gくらいと言われているので75g-300kcal)

ということで、タンパク質で200~300kcalを摂取することになります。

タンパク質の多い食材は?

タンパク質は主に肉・魚・豆・卵に含まれています。これらを組み合わせて目標量を目指していきます。

特におすすめな食材を紹介すると

食材100gあたりのタンパク質(g)
牛ヒレ21.3
鶏むね肉22.3
鶏ささみ肉23.1
カツオ25.8
マグロ赤身26.5
サバ20.8
タコ21.8
納豆16.5
6g(1個)

特におすすめが上記のものとなりますが、もっと知りたい!という人はこちらにタンパク質が多い食品をまとめてありますので参考にしてみてください。

[blogcard url="https://takuyakonno.com/192/"]

タンパク質不足のサインは

タンパク質を積極的に摂取していくことが大切とわかったかと思いますが「もしかして現状足りていないかも?」と思ってしまいますよね。

そんな人のために、タンパク質が不足すると体にどういう症状が起こるのかを紹介します。これらの症状が当てはまる人はタンパク質が慢性的に不足している証拠かもしれません。

  • 急に風邪をひきやすくなった
  • 代謝の低下を感じる
  • 貧血症状がある
  • お肌の不調を感じる

お肌とタンパク質が関係?!と思うかもしれませんが、「コラーゲン」もタンパク質の一種なんですよ。ということはタンパク質が不足すると・・・ということになりますよね。

また、タンパク質は血液中のヘモグロビンという物質を構成する栄養素のひとつです。「お肉やお魚を食べよう」というのはタンパク質摂取だけでなく血を作る食べ物をしっかり摂取しようというわけですね。

ビタミン・ミネラルも代謝の手助けになる

タンパク質と並行して、代謝の働きを助けてくれるビタミンやミネラルの補給を忘れずに行いましょう。

多くの人が「制限」という言葉に惑わされてなんでもかんでも「食べてはダメ、とにかく量を減らす」という考えに陥ってしまいますがそうではありません。

必要なものは摂取する。不要なものは摂取しない。そういう割り切りが糖質制限(というより食事制限全般)には必要な考え方です。

おすすめの食材は?

これはもう、色んな色のお野菜や海のものを摂取しましょう、ということに尽きます。

その時期の旬のお野菜を中心に摂取していけば問題ありません。生野菜が気になる人は火を通していただきましょう。

サプリに頼るのはあり?

どうしてもお野菜が嫌いで食べることが出来ない、、、そういう場合にはサプリを上手に使うのも良いですが基本的には食材で摂取するのが望ましいです。

食材にはその栄養素単体ではなくて色々な栄養素などが詰まっていて、その総合的なものを私たちは体の中に吸収しているからです。

ので、お野菜が嫌いではないという人はタンパク質の摂取が確保出来たらビタミン・ミネラルを積極的に摂取していきましょう。

脂質は「避けない」!

避けがちな脂質ですが、人体にとっては必要不可欠な栄養素です。

脂質にも種類があり、大きく分けて「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」があります。前者は牛肉などの動物性の食物に含まれています。後者はさらにオメガ3系、オメガ6系と分かれ、

オメガ3系→亜麻仁油、青魚、えごま油

オメガ6系→ベニバナ油、ごま油

といったように分かれます。

ただ(脂質だけではありませんが)摂りすぎはやはり毒です。

どれくらいの量が必須なの?

1990年に出されたMD Mifflinによる式から算出すると、脂質の割合は全体のカロリーの25%となっているのですが、やってみると結構厳しいのが分かると思います。

そこでここでも「プチ」らしく少し基準をゆるくします。全体のカロリーの30%を脂質で摂取していくことにしましょう。

1200kcalの30%なので360kcalを脂質で摂取していきます。

脂質は1gあたり9kcalの熱量があるので、40gの脂質が1日の摂取目安量となります。

40gの油って意外とすぐですよね。。。それだけ私たちは「不要なものを摂取」しているんです。だから太ってしまうのですね。

食材にも意外と油は入っている。

検索してみるとわかりますが(食材名+脂質で色々出てきます!)食材それ自体にも結構脂質はあります。

ので、基本的に調理には油を使わないくらいがちょうど良いです。面倒かもしれませんが、一度自分の食べているものの栄養素を計算してみると「こんなに油摂ってるんだ!」ということが見えますよ。

おすすめとしては

[blogcard url="http://calorie.slism.jp/"]

これはサイトで食材を検索していろいろと栄養素を見ることができるものです。

[blogcard url="https://www.myfitnesspal.com/"]

アンダーアーマーから出ているこちらのアプリは有名チェーン店だったらお店のメニューの栄養素が出てきてしまうという優れもの!外食が多い人にはこちらの方がおすすめかもしれません。

油を減らしてタンパクを増やす。その意識で行うと食事を上手に摂ることが出来ます。

残りを糖質でカバー!

「タンパク質」と「脂質」の摂取量がわかりましたね。

この女性の場合は

1200kcal-300kcal(タンパク質)-360kcal(脂質)=540kcalとなり、その540kcalを炭水化物で摂取します。

炭水化物は1gあたり4kcalなので130gほど摂取出来る計算に。

結構食べてOKですよね!

これで全体のカロリーの割合としては

炭水化物:タンパク質:脂質=45%:25%:30%となりました。

これを基準として実際のセッションでは数値を状況に応じて調整していくことになります。

参考までに、『ランセット』のオンライン版に、高炭水化物食は死亡リスク増大という論文がありました。(健康目的とダイエット目的だと少し意味合いが変わるかもしれませんが・・・)

こちらの論文内では「高炭水化物食」を、全体のカロリーの77%を炭水化物で摂取する食事、「低炭水化物食」を、全体のカロリーの46%を炭水化物で摂取する食事と定義していました。

この論文からも、先ほど紹介したの三大栄養素の割合(炭水化物:タンパク質:脂質=45%:25%:30%)は「低炭水化物食」と十分言えそうですよね。

ここからは少し話しが「ダイエット」から「健康」ということに逸れますが・・・

この論文内で炭水化物が全体のカロリーの60%程度のものと低炭水化物食の比較がありましたが、有意な差はありませんでした。

全体のカロリーの60%、というのは現状日本で推奨されている炭水化物の量の割合です。

こういったことからも、私はそんなに糖質に神経質になり過ぎることも無いんだな〜と考えています。

そして大切なのは、出来るならば運動もすることです。綺麗に痩せたいのであればやはり運動しましょう。

ただただ痩せる、体重を落とすのであれば糖質制限食だけを実行すれば良いと思いますが、「綺麗に」痩せるのであれば体のラインを作っていく必要があります。

それにはどうしても「運動」が必要になってきます。

出来るならば「筋トレ」もプラスしよう

ということで、出来るならば運動をプラスしていきましょう。おすすめは「筋トレ」です。有酸素運動よりも筋肉に刺激を与えることが出来るので体のラインを綺麗に作っていくことができます。

ここでは初心者の方にもおすすめな2種目を紹介していきます。

スクワットが効果抜群

"キング・オブ・エクササイズ"と言われるだけあって、お尻や脚等、下半身全般のトレーニングに最適なのはスクワットです。

1.肩幅よりも足幅を広くして立ちます。

2.下にある物を拾いに行く様にしゃがみます。

3.ももが床と平行になるくらいまでしゃがみます。この時勢いは使わずゆっくりとしゃがみましょう。

4.反動や勢いを使わずにゆっくりと立ち上がります。 慣れてきたら両手に重いものを持ち負荷をかけていきます。

スクワットが上手になってくると「自分が効かせたいところにしっかり刺激が入れられるように」なります。そうなってきたらダイエットもより簡単になってきますよ。

10回を3セット。慣れてきたら15回に増やしていきましょう。

上半身は膝立伏せ

上半身をすっきりとさせるには腕立て伏せがおすすめですが、女性が最初から腕立て伏せをするのはきついと思います。

ですので膝をついて膝立伏せをしていきましょう。

フォームを写真で説明していきます。

膝立て伏せ

上の写真の様な体勢を作ります。身体は一直線に。

膝立て伏せ

ゆっくりと肘を曲げていきます。出来る人はみぞおちが地面につくくらいまで体を沈めていきます。 それでも辛い人は下まで身体を落とす必要は無いですので、半分、または4分の1で止めていきましょう。

動画も載せるので、動画で確認したいという方は参考にされてみてください。

もちろん本格的にジムで筋トレもOK

もちろん運動に慣れている人や本格的にボディメイクしたいと!いう人はジムに行って筋トレをしても良いです。

筋トレを行う場合はタンパク質を体重の1.5倍g摂取していくことを徹底しましょう。それくらい筋トレとタンパク質の関係は強いものです。

糖質制限ダイエットで失敗しないためのポイントは?

糖質制限ダイエットを行う人でよくある失敗談をもとに、失敗しないためのポイントを何個か紹介します。

お酒はどうする?

糖質制限の方のお供といえば「蒸留酒」ですよね。ハイボールや焼酎などが蒸留酒にあたります。

しかし中にはビールや日本酒が好きだという人もいるはずです。かくいう私もそちら派なのです。。。

そういう場合は自分にルールを決めることにしています。

例えば「週に1回、3杯までにする」などなど。

この時は糖質のことは抜いて考えることが大切です。精神的に幸せなことを採ります。

こうしてメリハリをつけることで普段の食事をきちっと守ることが出来るようになります。上手にガス抜きしましょうということですね。

間食はどうする?

間食に関しては「砂糖はちょっと・・・」です。砂糖は糖類なので一番制限したい(というかあまり摂取したくない)ものです。

糖質制限が成功するかどうかはこの「糖類(二糖類)」を控えることが出来るかどうかにかかっていると言っても良いくらいです。

のでおすすめな間食はナッツやチーズといったもの。また間食でタンパク質を摂取するのもおすすめです。環境が許せばそれも候補に入れてみてください。

水分補給はどうする?

水分補給はどんどんしましょう!女性でも1.5リットル、男性は2リットル以上のお水を飲みたいです。

結局何を食べれば良いの?

プチ糖質制限では、そこまで神経質になることはありません。

タンパクの多いものを中心に、ご飯を控えめにするだけで十分達成出来ます。

ポイントとしては

・タンパク質の多いもの(肉・魚・豆・卵)をたくさん食べる

・ビタミン・ミネラルの多いもの(お野菜・海の物)をたくさん食べる

・ご飯は1日に小さく2杯くらいにする。

・炭水化物を少なくする分、キノコなどで食物繊維をたくさん摂取する。

・出来るだけ「砂糖」を生活から排除する。

最初どうしてもという人は糖質ではなくて「糖類」から抜くことを始めると良いでしょう。つまり「砂糖」とか「ショ糖」とかですね。

ブドウ糖は身体に必要な栄養素なので適量の補給が必要です。ですので、先ほど言った「いくら痩せたいという思いが強くても、ご飯を小さく2杯は食べようね」ということをしっかりと守って欲しいと思います。

糖質制限の効果ってどんなものなの?

糖質制限をする!でも効果ってどんなものがあるんだろう?そんな人のために効果を今一度確認していきましょう。

ダイエット(減量)効果

まずは一番有名なダイエット効果です。これを得たくて糖質制限をする人が多いのではないでしょうか。

綺麗に痩せたいという人は「タンパク質」と「運動」をプラスすることをお忘れなく。

元々は糖尿病改善のための食事法

糖質制限というのはもともと糖尿病の方のために生まれた食事療法です。そういった目的がある人、数値の改善をしたいという人はかかりつけのお医者様と相談の上で実施していくと良いでしょう。

日中眠気が少なくなった(お客様談)

お客様がプチ糖質制限をしたところ、日中に感じる眠気が少なくなった、ということをおっしゃっていました。

それだけ糖質の過剰摂取というのは眠気を誘うことに繋がるということですね。

ただ、ご飯もりもり食べているのにいつでも元気な方もいるのでこれに関してはもっともっと私自身も理論と実践の中で学びを深めていきたいと思っています。

他のダイエット法と比較した糖質制限ダイエットの特徴は?

他のダイエットと比較した糖質制限ダイエットのメリットやデメリットを紹介していきます。

どんな食事療法にもメリットやデメリットがあります。それを頭に入れた上で行なっていくようにしたいですね。

糖質制限ダイエットのメリット

糖質制限ダイエットのメリットは

  • タンパク質を摂取することによるメリット
  • 糖質を少なくすることによるメリット

があります。それぞれ紹介していきます。

タンパク質をたくさん摂取することによるメリット

タンパク質を構成するアミノ酸のひとつに「トリプトファン」というものがあります。これは「メラトニン」というホルモンの材料になるのですが、このメラトニン、睡眠のリズムを調整してくれるホルモンとして有名です。

タンパク質をしっかりと摂取することでトリプトファンも増え、結果的に寝起きがすっきりすることが期待出来そうです。

また、このトリプトファンは「セロトニン」というストレスと戦ってくれるホルモンの材料でもあるので、色々な疲れやストレスに対抗する力も高まるということがメリットとしては挙げられます。

糖質を制限することによるメリット

糖質を過剰に摂取すると、血糖値がグイーンと上昇し、それに伴って覚醒ホルモンであるオレキシンの活動が抑えられ、食後にうとうとしてしまう、というように考えられているそうです。

ですので特にお昼ご飯は午後のお仕事のためにも糖質の少ない食事にすると活動的になれそうですね。

また、糖質の代謝にはビタミンB1を使用します。これはアルコールの代謝と一緒です。ということは、糖質を制限している分、アルコールの代謝のためにビタミンB1を使用出来るのでしっかり分解することが出来ます。結果的に二日酔いになりづらくなる、というメリットが考えられます。

糖質制限ダイエットのデメリット

次にデメリットを見ていくことにしましょう。

タンパク質に関するデメリット

タンパク質は気を抜くと不足してしまう栄養素です。これが不足すると筋肉までが落ちてしまうので、痩せたは良いけど見た目が不健康になってしまいます。

不足してしまうから積極的に摂りたいのですが、しっかりと毎日摂取しようとすると、多少食費が上がります。それもデメリットと言えるでしょう。

糖質を制限することによるデメリット

主食やおやつを好き勝手食べることができなくなる、というのもデメリットだと思います。

それが精神衛生上的に良くないと感じた場合には、1週間に1回はガス抜きDayを作ることをおすすめします。そうすることでメリハリをつけて糖質制限をしていくことが出来ます。

また、炭水化物を摂取していない分の食物繊維が不足すると便秘になることも。きのこ類や海藻類などを忘れずに摂取しましょう。

よく聞かれる糖質制限ダイエットのQ&A

お食事のことを説明するときによく聞かれることをいくつか紹介します。

糖質制限で低血糖にならない?

いつもよりも少ない糖質で活動していくわけなので「糖質が足りない=低血糖?」という心配があるようですが、どうでしょうか。

「食事で糖質がこない!」と身体が判断すると、体内でブドウ糖が作り出されるようになります(これを糖新生と言います)。

血糖値を上げるためのホルモンって、実はいくつも存在しているので、とにかく「上げろ上げろ〜!」と信号を出して維持するようにするんですね。下がりすぎると身体の機能が停止してしまうので、それくらい血糖値が下がるのは体にとっては「やばい」ことなんです。

だからこそ、食事に頼らない(完全にではないですよ!)で血糖値を上げる仕組みを私たちは持っているんですね。身体って本当に神秘です。

糖質制限で脳が働かなくなるのでは?

脳は本当に大切な機関なので何者も侵入が許されていません。が、栄養源として「ブドウ糖」と「ケトン体」が侵入を許されているんです。

そしてこの「ケトン体」は糖質制限をするとよく働くようになるものです。糖質が取れない!と身体がわかってくると代わりにこのケトン体がエネルギー資源になってくれるのですね。

ということは「糖質を制限しても代わりのエネルギーがある」ということです。

もちろん、急激に糖質を減らすのは身体が準備不足になるので、実施するのであれば少しずつコツコツと、です。

糖質制限をして「身体が臭くなった」人が周りにいます・・・

これは実際に聞くお話です。一時的なケトン臭というものですが、やはりこれは本人も周りも気になるところですよね。

よくよくその症状が表れた人の話を聞いてみるとやはり「急にやりすぎた」というのがあるようです。

身体というのは細胞の生まれ変わりに数ヶ月を要します。それくらい人間の変化というのはゆっくりとした(しかし確実な)ものです。

糖質を制限するぞ!と意気込むのは良いですが、急に制限しすぎないように計画的に実施することを忘れないようにしましょう。

そのためにも

・現状どれくらいの糖質を摂取しているのか

・目標の糖質量の値とその値での食事量はどんなものか

・それを段階的に到達するにはどれくらいのステップを踏みか

などなどを考える必要がありそうですね。

糖質制限ダイエット実践ブログ2選|成功者に学ぼう!

糖質制限をする人にとって力になるのはやはり成功者の声です。

糖質制限を行なっているダイエットブログをいくつか紹介したいと思うので参考にしてみてください。

アラフォー女の糖質制限ダイエット

糖質制限により6kgほどの減量に成功している方のブログ。どんなものを食べたのか写真が載っているので参考になります。

世界一の美女になる糖質制限ダイエットブログ

2016年1月から更新はされていないようですが、糖質制限の様子が細かく載っているブログです。減量にも成功されているようなので十分参考になるブログかと思います。

食事は、糖質だけでは決まらない。

糖質制限をすると、あたかも糖質が悪者のように語られることが多いのですが、悪者であれば炭水化物が三大栄養素と言われているのが謎に思えてきます。

ので、ただただ糖質は悪者だ!とは決めつけずに、まずは勉強すること、そして自分自身で実践することだと思います。

結局は何事も「過剰」と「過少」がダメなので、糖質の量も一応の目安量はありますが、あとは自分自身で試しながら、理想の体型になるにはどれくらいの食事と運動をしていけば良いのかを模索していく必要があるでしょう。

糖質だけで食事が決まるわけではないので、この記事で紹介した割合(炭水化物:タンパク質:脂質=45%:25%:30%)をひとつの型として実践してみて、目指すところの違いで調整していってもらえたら嬉しいです。

あくまでもこれは「手段のひとつ」ということをお忘れ無く。私も食事のこと、まだまだ勉強していきます!何かの参考になっていたら嬉しいです。

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