私は誰か?
今野拓也(こんのたくや)と申します。2015年現在26歳。
トレーナーと活動して5年。独立しての活動は3年になりました。
元々はフィットネスクラブのアルバイトからスタートし、現在の様な活動の形になっています。
卒業した東京学芸大学でも保健体育を専攻しており、元々身体に対する興味はありました。
フィットネスクラブでアルバイトをしている時に、トレーナーさんと出会い、その仕事に興味を持ち、今に至ります。
部活動での怪我がそもそものきっかけ
私は、中学校の頃から大学まで、陸上競技を行ってきました。
種目は100m、ハードル(110mH、400mHも少しだけ)、幅跳び(3回くらいしか試合出ていない)、混成競技と多岐に渡ります。
小学生の頃に出た陸上の大会で、全国大会まで駒を進めたこともあり、中学でも迷わず陸上部に入部。練習に打ち込みました。
中学1年生の時に初めて全国大会で入賞(ジュニアオリンピックD男子100m7位)。このまま日本一だ!と思っていた矢先に怪我です。
神様はそう甘くはありませんでした。強烈な痛みを伴う肉離れ。全治4ヶ月ほどかかりました。
そしてなんと治りかけているころに、バレーボール(この頃狩り出されてバレーの試合にも出ていました)の練習中に足首を捻挫。
この年は本当に怪我ばかりでした。
その中でもハードルでは県大会優勝するなどし、まあそれなりの活躍はしてきました。
中学校3年生の時は全日本中学校陸上競技大会にも参加。準決勝まで進みました。(男子110mH)
高校でも頑張るぞー!と入学してすぐに今度は座骨神経痛になりました。
思う様に練習が出来なくて苦しい日々が続きましたがこの年も有難いことに国体に選抜して頂き、決勝にあと0.02秒という所まで進みました。
高校2年・3年とインターハイ(110mH、リレー)と国体に出場しましたが、結果は残すことは出来ませんでした。
大学では10種競技に挑戦したのですが、ここでも怪我。本当に怪我の多い陸上人生だったと思います。
この大学の怪我の時にアルバイト先のトレーナーさんと出会い「身体が変わる感覚」というのが分かり、感動しました。
そこから、これを伝える側になれないかと日々勉強し、今に至ります。
私は何をする人間か?
得意としているのは機能や姿勢改善です。
今まで膝痛・腰痛・肩凝り、首こり、座骨神経痛や脊柱管狭窄症、各ヘルニア、不眠症、咳や鼻づまり、外反母趾など
身体の問題だけでなく、内疾患的な問題に対してもセッションを行ってきました。
それ可能になったのは、身体の繋がりを理解すればするほど、身体の表面のことだけでなく、奥も確かに繋がっているんだなという実感・確信を得られたからこそだと思います。
その為、もちろん症状は見ますが、私は基本的に病は見ずに、その人を観ます。
そうすることで、表れた症状の背景がよく観えるからです。
ボディメイクも同じ。
なぜ今の体型なのか?を、現実の身体そのものを見るのではなく、その人をしっかりと観る。
そうすることで、やるべきことが見えてきます。
大切なのは方法論ではなく、意識の在り方、置き所。
そのきっかけとして「身体」を介してお伝えする、そんなイメージです。
在り方がしっかりした所に「方法・手段」が乗ると、効果は確かなものへと変化していきますよ。
誰のためにそれをするのですか?
自身の身体の現状が苦しくて、それを変えたい人に対して行います。
同じような症状を持っていたとしても、人によっては「それくらい大丈夫」という方もいます。
そういう方は、無理にセッションを受ける必要は全くありません。
タイミング、というのもあるでしょうから、その時が来たら受け始めたら良いのです。
最近の病院の先生は、人ではなくパソコンの画面を見て患者さんとお話をするようです。
それは間違いなく、症状を見ています。
私はそうではない。人を観ます。
望診・問診・脈診。器質的な問題の場合は症状を見れば良いのですが、そうではない場合の方が圧倒的に多い。
だからこそ、そういった病院の姿勢に違和感を感じる人にも、一度受けて欲しいし、その人たちの為に私の時間を使いたい。
そう感じています。
私は何を欲していて、何を必要としている?
私ね、大学時代に、初めて「組織って嫌だな」って思ったんです。
だからこうして、現在は個人で仕事をしているのかもしれません。
曲がった事が嫌いなのですが、ある日、「最初言っていたことと違うだろ事件」が起こったんです。
私の所属していた部では、練習が始まる前に集合して、今日の目標なるものを「挙手制」で発表します。
で、最初はそれ「別に無理して言わなくても良いよ」という話しだったんです。
え、いいの?よっしゃ!って思ったのをすごく覚えているので間違いないです。
そしたら何故かその日「なぜ1度も挙手して目標を言わないやつがいるんだ!」って。
そうして最初に言っていたことと段々ずれてきて、それで何故か他の皆の前で何人かが立たされて怒られるという。
そういう曲がったことに対しては我慢が出来ないんですね。
皆の前で「おかしいだろそれは!」ってぶつかりましたよ。
ただ、こういうことって、他の組織でも多分、往々にして有り得ることなんですよね。
人の悩みって、大抵は人間関係です。
そしてそのストレスが身体の表面に出ます。だからこそまずは「意識の在り方」を変える必要があると感じているのですが。
だから私ね、「身体が調うことで、心も整って、人間関係も整って、みんなが仲良く暮らせる世界にならないかな」って
最近セッションをしていてすごくすごく思います。
で、その希望を叶える為に必要な「手段」として私はこのトレーナーを選んで。
特に機能改善の方には物の(人の)観方をお伝えする時に「陰陽五行」というツールを使います。
その手段が私には必要なので、より学びを深めていく、そんな毎日なんです。
今振り返ると、陸上で怪我をしていたことで心も荒んで人間関係もめちゃくちゃな時が多かったと感じます。
で、身体が変わると心も変わるので、なんだか不思議と人間関係にも余裕が出てくる。その経験が今の私の原点なのかもしれません。
私の周りという小さな世界でも良いから、老若男女全ての人が仲良く暮らせるよう。
それが私の欲している事であり、人間そのものについて学べるトレーナーという手段が必要だったようです。
結果としてどう変わりましたか?
私自身も大分いろいろなことに余裕が持てるように変化してきました。
だからこそ、自信を持って色んなことをみなさんにお伝えできるのだと思います。
この私の変化を一番の材料として、みなさんにもそれを感じてもらえるよう、私も腕を磨いていきたいと思います。
東京学芸大学では、保健体育を専攻し、その後、日本ホリスティックコンディショニング協会ホリスティックコンディショナーの資格をとり、パーソナルトレーナーになる。活動歴7年。累計1000人以上のセッションを行う渋谷のパーソナルトレーニングジム「ととのえて、からだ。」の代表トレーナー。解剖学や生理学、栄養学など知識が豊富。