ダイエットをしていくには基本のルールを理解していく必要があります。ダイエットを健康的に遂行していくには「運動」「食事」「休養」の3つの柱をしっかりさせていきます。このページではダイエットの基礎知識、そして基本となる3つの柱の紹介と、運動や食事などのダイエットの考え方についてをまとめています。
ダイエットの基本的な考えは「ライフスタイルの変換」
ダイエットというと、「身体にムチうって痩せること」と思っている人がいると思います。実際にいらっしゃるお客様でも多くの方がそう思っているようです。
しかし、ここではそれは間違いだと断言します。そもそもダイエットというのは「習慣」という意味があります。
冒頭で紹介した3つの柱である「運動」「食事」「休養」の3つの柱が「習慣」と成っていかなくては意味がありません。身体にムチを打ったところで逆戻りしてしまうのが目に見えています。
私のダイエットの指導は
・ちゃんと食べること
・適度に動くこと
・綺麗なボディラインを作りたいなら、筋トレも頑張ること
・ちゃんと休むこと
・その循環を続け、習慣としていくこと
これだけです。
何も特別なことはしていませんし、魔法の様な方法はありません。
健康的に痩せ、引き締まっていくために「良い習慣を身につける」ということが大切なこと、知ってください。
あなたのダイエットは、何のため?
ダイエットに挫折し、元の生活に戻ってしまう人の共通点として「なんとなく痩せたい」という思いを持っている人が多い様に思います。
ただ痩せたい、これでは少し弱いのでは無いかと感じます。
痩せた先にどんな生活が待っているの?
綺麗に成って誰がどんな言葉をかけて喜んでくれるの?
そういったことが明確であればあるほど、「よし!」という気持ちが強くなります。
結婚式に向けたダイエットがほとんど成功するのは「よし!」という気持ちがものすごく強いからですよね。
というわけで、しっかりと「なぜ?」を考えてみましょう。淡々と行う自信が無い人は特に動機をはっきりさせないと「まあ、いいか。」と止めてしまうので注意が必要です。
SNSでの承認欲求は要注意
今の時代はSNSが流行しており、たくさんの方がダイエットの様子をアップしているのを見かけます。一部の人かもしれませんが、アップすることで承認欲求を満たしている人もいるように思います。
ただ、ダイエットやボディメイクは、ある程度まで来ると、他人が私をどう見るのかどうかは意外とどうでも良い、ということに気付きます。
その時、「じゃあ何で私は綺麗になりたいの?」という自問自答が始まります。
誰でも気軽に発信出来るようになり、承認欲求を満たしやすくなっている現代だからこそ、綺麗になるのは他人から認められるためではなく、自分自身の美しい人生のためという動機を持って欲しいと私は思っています。
その方が、淡々と日々の暮らしをより良いものにしていける気がします。
point.やることは本当に地味で地道だ。それをものともしない理由はなんだろう。
自分の「こうだったら良いな」と「これは絶対嫌だ」を知る
自分のバランスを知るには、両極端を知ってみる必要があります。
身体と生活を結びつけるのであれば
(1)パツパツよりはすらっとスキニージーンズを履けたら良いな。
(2)ノーマルジーンズなのにスキニージーンズの様にパツパツになるのは絶対嫌だ!
などなど。(2)は極端かも知れませんが、こうして極端を知る事でそれが原動力になったりします。現在進行形で太り続けている人はこのまま放っておくとそうなる危険性もある、ということ。「運動」「食事」「休養」の柱が崩れている限り体型も崩れる危険性は潜んでいるのです。
ダイエットの基本ルールは3つの柱を作ること
具体的にダイエットの基本は、「運動」「栄養」「休養」の3つです。この3つが揃い、循環することで初めて健康的なダイエットが成立します。
逆に言えば、この3つを調えていかなければいくらどれかひとつだけ頑張ってもダメだということです。
特に大切なのが「栄養」つまり食事です。この食事が崩れている人が現代では多く、そして勘違いも生まれやすいのがこの食事です。
ととのえて、からだ。のダイエット講座では次の記事にて出来るだけ優しくこの食事について触れていきたいと思います。食事で8割が決まるといっても良いダイエット。一緒に考えていきたいですね。
point.
食事→運動→休養の順番で調えていこう。あれこれやると混乱しやすいし断念しやすい。
毎日運動を行なったとしても痩せない理由
毎日運動を頑張っているのに痩せないということをしばしば聞きます。これは「食事の影響」を考えていない最たる例だと思います。
毎日運動を頑張ったとして、1週間に7回運動をします。
それに対して食事は1日に2食もしくは3食摂るわけです。1週間では14〜21回の食事(間食を含めたらもっとですよね)を私たちは摂るわけです。
7回の運動と21回の食事。どちらが身体への影響は強そうですか?1ヶ月に換算すると31回の食事と150回以上の食事になります。どちらが身体への影響がありそうですか?
そのシンプルなことを忘れてはなりませんね。
また、食事の内容にも気を配る必要があります。ととのえて、からだ。の食指導は「ちゃんと食べよう」ということを行います。
その「ちゃんと」という意味をしっかりと理解し、実践していく必要があります。
そのポイントになるのが、詳細は別記事にてお話しますが「菌」そして「たんぱく質」です。
その2つを食事の中心に置くことがダイエットやボディメイクにおいては大切なことになります。
食事は生きるために必要です。そして、より良く生きる為には、より良い食事にしていくという意志と実践が必要です。最初慣れないと苦しいものかもしれませんが、きっと身体は慣れてくれますので、粘り強く取り組んでいきましょう。
休養があって初めて完成する
運動と栄養だけ気をつけていれば大丈夫!という簡単なものでもありません。運動で筋肉が壊されて、その修復の為に栄養が必要で、修復作業は休養中に行われる・・・。
しっかりと休養を取らないと、いくら栄養が良くても身体は作られてきません。より良い休養の為にはより良い睡眠を作っていく必要があります。そのためのポイントも休養のページでお伝えしていきます。
ダイエットを体系的に学びたい人は
ダイエットにしろ何にしろ、まずは「やってみる」ことが大切です。ただ、そのやってみるを「正しい知識を入れた状態でやってみる」とまた変わってきます。
ダイエットの基本ルールは「食事を調えること」です。
ととのえて、からだ。のダイエット講座では、食事の他にも目標設定や振り返りの仕方など、出来るだけ多くの方がこの記事を全て見ることでダイエットに成功してもらえるよう、分かりやすく作成しています。
おすすめは、ひとつひとつの項目を見たらまずは1週間、それ「だけ」をやってみることです。
この後食事の記事に入りますが、それを見たらまずは1週間、食事「だけ」をととのえてみる。自分自身に80点あげても良いようだったら、次の「運動」に進む。そんな感じです。
ひとつひとつ、確かめながら。一歩一歩、確実に。
理想の身体は、日々の暮らしが作り上げるものです。より良い心身の為に、ライフスタイルの変換を、一緒に行なっていきましょう。

東京学芸大学では、保健体育を専攻し、その後、日本ホリスティックコンディショニング協会ホリスティックコンディショナーの資格をとり、パーソナルトレーナーになる。活動歴7年。累計1000人以上のセッションを行う渋谷のパーソナルトレーニングジム「ととのえて、からだ。」の代表トレーナー。解剖学や生理学、栄養学など知識が豊富。