下半身の固さのひとつの要因であるふくらはぎ。しっかりとストレッチすることで固さや力みを取って行くことが可能です。
この記事ではふくらはぎのストレッチの方法を解説していきます。方法や注意点、効果などを解説していきますのでぜひ参考にして見てください。
ふくらはぎのストレッチ方法はこれ!
ふくらはぎのストレッチ方法は次の通りです。
(1)足を前後に開いてたち、後ろになっている足の膝を伸ばしながらゆっくりと体重を前にかけていきます。
(2)伸びを感じたらそこで3回くらい深呼吸をして元の体勢に戻りましょう。
また、ふくらはぎの違う部位を伸ばすストレッチもあります。これはあえて膝を曲げて行ないます。
こうすることでふくらはぎの違う部位をストレッチできます。どちらも大切なのでどちらも実施していきましょう。
ふくらはぎのストレッチで注意することは?
ふくらはぎのストレッチで注意することは以下の通りです。
かかとを上げない。
これがかなり大切なポイントになります。
かかとを上げてしまうとふくらはぎのストレッチ感が得られなくなりますので、かかとは地面にべったり着いて行なっていきましょう。
ので、ストレッチとしては「地面にかかとが着いた状態でストレッチ感を感じるくらいまで」となります。
痛みを伴うくらい伸ばす必要はありませんので「気持ち良いな〜」と感じるくらいのストレッチをしていきましょう。
膝を曲げる/曲げないをはっきりさせる
どこを伸ばしているかをしっかりと意識させるためにも、形にはこだわります。
ふくらはぎのストレッチにおける形は「膝を伸ばすかどうか」で決まります。
ので、膝を伸ばすストレッチならばきちんと伸ばす、曲げるストレッチであれば曲げるというようにメリハリをつけていきましょう。
中途半端は怪我の元にもなりかねません。気をつけて行っていきます。
ふくらはぎのストレッチ効果は?
ふくらはぎをストレッチすることでの効果はどのようなものがあるのでしょうか?確認していきましょう。
前屈が柔らかくなる
ふくらはぎの筋肉は膝裏にも通ずる部位です。前屈が硬い人というのはこの部位が邪魔をしていることがあります。ので、この部位を柔らかくすることで前屈が結果的に柔らかくなることが期待できます。
足首が柔らかくなる。
直接的に、というよりは間接的にという表現の方が良いかもしれません。
ストレッチというのは、もちろん伸ばすことも大切なことなのですが、「自分の普段の力みを観察する」のにも適しています。
自分の力みがわかるとその関節をどうしてブロックしているのかが見えてきます。
・・・難しい話ですみません。ただこれは日常やスポーツのパフォーマンスアップにおいてはとても大切なことだと私は常々思っています。
足首が硬い人は筋肉が硬いことの他に、足関節を固めている自分の意識のくせというものがあります。ストレッチによりそれを観察していくのです。
そうしてそれを見つけられると、そこから足首の使い方が変化し、結果的に足首が柔らかくなるということです。
むくみも取れやすくなる。
もも裏と同じく、ふくらはぎのストレッチも実際のセッションではむくみがひどいという人にストレッチをおすすめしています。
それは、「水」の臓器が東洋医学では「腎」にあたり、その表裏の関係として「膀胱」があります。この膀胱の経絡の流れは体の裏面を通るので、そこをストレッチすることで膀胱や腎が活発となり、結果としてむくみが取れやすいという結果に繋がりやすいのです。
人によって行うストレッチは若干異なるのですがふくらはぎのストレッチとむくみの関係をお客様には感じていただいています。
ケアの時間を、大切に。
以上、ふくらはぎのストレッチについて解説をしてきました。
とても手軽なので今すぐに始めることができるのがこのストレッチの良さです。
しかし、大切なのは「継続する」ということ。
なんでもよいので、「気持ち良いな〜」と感じるストレッチをはじめて見ることで、体の変化を少しずつ、感じることができるかもしれません。
忙しい日々だからこそ、自分に向かいあう時間を大切にしたいものですね。

東京学芸大学では、保健体育を専攻し、その後、日本ホリスティックコンディショニング協会ホリスティックコンディショナーの資格をとり、パーソナルトレーナーになる。活動歴7年。累計1000人以上のセッションを行う渋谷のパーソナルトレーニングジム「ととのえて、からだ。」の代表トレーナー。解剖学や生理学、栄養学など知識が豊富。