色んなダイエット法がある現在、各々に合ったもので行えばそれで良いと私は思いますが、例えばツイッターやインスタで芸能人が「これで痩せました!」というのを見て「私も!」という感じで便乗し失敗、リバウンドどころか体調も崩してしまうという人が相次いでいます。
そういうことにならないためにも、巷で流行っているダイエット法の注意点や上手に行うコツをまとめてみました。
ポイントはやはり「良い加減で行っていくこと」かなと。
これからダイエットを始めるという人の参考になれば嬉しいです。
では目次です。
① 極端な糖質抜きダイエット
即効性の高さはピカイチかもしれません。エネルギーを摂らないんですからね。
ただ、科学的に見てもまだまだ実験データの母数が少ないので、身体にどう負担が掛かるのかは自分の経験のみが知るという状態です。
注意したいポイントとしては、極端な糖質抜きは、身体から”異臭”がする要因ともなること。これは、糖質が身体に足りないため、代わりに脂肪をエネルギーとして利用していることによるニオイ。
結構このニオイ、他の人からも気になることがあります。私は本当に鼻が良いからキツいんですよね。
以前厳格に食事制限をしている人が来られた時もまずこのニオイが気になったほどです。
そもそも、糖質が身体の中で水とくっついてエネルギーになるので、糖質は無くてはならない存在です。水とくっつくものが無くなるということはむくみの原因にもなりますからね。
ご飯1杯〜1杯半くらいの糖質は摂ってほしいです。
制限することそのものは悪いとは思いません。むしろ食べすぎな人が本当に多いので、「ちょっと足りないんじゃないかな」くらいが丁度良い。
部屋も「ちょっと涼しいな〜」くらいが一番すごしやすいですよね?
そして、代謝を増やす高ミネラル、高ビタミンのお野菜や海藻類をしっかり摂れば、そもそもの代謝が上がるので糖質を極端にカットする必要もありません。
2.プチ断食ダイエット
シンプルに考えて、消費カロリーよりも摂取カロリーが少なければ痩せると思いますよね。科学的に見ればそうでしょう。
こういう理由から安易に摂取カロリーをとにかく減らして、しまいには食事自体もカットするようになる方がいますが、危険です。
断食自体は身体にとってプラスになるものですが、このダイエットでのプチ断食をする方の思考は「痩せなきゃ」や「食事を摂ったら太る」など、食に対する姿勢が明るくないものがほとんどです。
つまり、食事を制限したりカットすることが、心にとっても身体にとってもストレスになっているということです。
そしてこの方法は、体重も減りますが、絶対的な筋肉量も減少してしまいます。私も断食したことがあるのでこれは経験からも言えます。
ので、もしプチ断食をする、している方は、タンパク質の補給は忘れずに行ってください。出来れば”食材”からの補給です。
あと、特に女性に言えることですが、食事制限やカットで足りなくなりやすいものに”ミネラル”があります。
ミネラルの欠乏は骨密度の低下や抜け毛の原因にもなりますので、お水にひとつまみの天然塩を混ぜたり、海産物を摂ったりと自分なりの工夫をしてみてください。
このプチ断食は、ただ「食べない」という行為だけではなく、それに精神も伴う必要があるので、上級者向けの方法と言えると思います。初めてダイエットを行う方にはオススメしません。
3.酵素ダイエット
これも流行りましたねー!身体の中で作られる酵素というものは一定のために、外部から補助的に酵素を取り入れて、基礎代謝をアップさせてダイエットにつなげる、というものでした。
しかし、「外部から体内へ酵素を取り入れることは難しい」とされているのが現状のようですね。ただ、これを頭ごなしに「酵素ドリンク効果なし!」と否定するのではなくて、「じゃあなんでこの方法で多くのモデルさんたちを始めとする人たちはダイエットに成功しているのだろう」と問いを持つことが大切だと私は思います。
コレステロールのように、未来には酵素というものは外から補給可能というのが当たり前になっているかもしれませんしね。
コレステロールは下げる必要が無いし、基準値を気にして薬を摂取することも要らない。
現在販売している業者の人だって、しっかり調べた上で販売をしているのでしょうし。そしてその効果なのかそうではないのか分からないけど、効果が出ている人も実際にいる。理論より証拠ですもんね。
ダイエットやボディメイクに成功している人たちを観察してみると、ダイエットに成功している人たちの身体に対する心意気みたいなものが見えてくるんです。
ダイエットに何度も挑戦して、何度も失敗しているひとは、「方法」に目を向けるのではなく、成功した人たちの「心意気」みたいなものに目を向けると、新しい視点でダイエットに向かえると思いますよ。
さて、酵素のお話に戻すと、酵素というのは現在代謝酵素、消化酵素、食物酵素という3つがあります。
そしてどれもがたんぱく質で構成されています。たんぱく質で構成されているということは、私たちの胃や腸でアミノ酸に分解されて吸収されちゃうんですね。そこが現在「外からの摂取は難しい」と言われている理由です。
ので、あくまでも補助的なものと考えて、食事を含めた生活全体を見直すことが必要になってくるかと思います。
たくさんのお野菜と海産物で代謝をぐんと上げる。酵素も生の果物から摂る。酵素のサプリなどは補助的なものだと思ってください。
4.◯◯だけダイエット
乳酸菌だけ
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は腸内の環境を整えるので、健康維持に効果的と言われています。
しかし、それはあくまでも健康の維持であって、ダイエットに効くかと言われたら私は「?」となります。
確かに、乳酸菌の作用によって便通がよくなれば、便秘していた人はその分が減るかもしれませんがね。
ダイエットする人が一番減らしたいであろう「脂肪」は残念ながら乳酸菌で減るという発表はされていません。
よって、健康維持のためならおすすめしますが、痩せるという目的のための手段としてはおすすめできません。
コンビニのおでんだけ
結構ネット上で見かけるんですよねこれ。
おでんは体が温まる、カロリーが低い、水分をたくさん含むので少量でも満腹感が得られる!! 寒くなったらおでんダイエットしよ~♪
— 伊織@女子力 (@6fcn2k978) 2015, 12月 2
今日もおでん食べよ。笑 昨日も夕飯おでん。 おでんダイエット??? pic.twitter.com/C8gabpOTwe — 神田 華鈴 (@yu_ya_0720_) 2015, 11月 24
@Xgame_HaluTo @Xgame_kazuha おでんダイエットなら続けられそう。:*♥(´,,•ω•,,)♥*:。 みんなおでん好きだもんね!
— くぅ (@FK2_guilded) 2015, 11月 23
乳酸菌にしろおでんにしろ、「〜だけ」は非常に安易かと思います。
もちろん、ただただ痩せたいのなら、短期的になら痩せるかもしれません。
が、健康的に痩せるかと言われたら痩せないでしょう。
注意点というかポイントとしては、おでんにするなら昆布や卵など、バランスよく食材を摂ること。そしてあくまでも「コンビニの」なので、添加物等が気になる人は、自宅で炊いたご飯などと組み合わせて摂ることをおすすめします。
そして、おでんだけでも痩せても、綺麗にはなりません。
そこに適度な運動や筋トレが伴わないと、せっかく痩せたとしても、ラインが綺麗では無いんですよ。残念。そしてそういう痩せ方をした人は覇気が無いんですよね。見た目から不健康。笑
見直したい、筋トレの意義とは
筋トレって、痩せるためというよりは「綺麗なラインを作るため」に行うものだと私は思っています。特に女性にとってはね。
体重や脂肪の増減調節は全て食事単位で行います。あれだけ筋肉もりもりなボディビルダーの方々でさえ「トレーニングより食事を気にしている」という方が多いです。
体重や脂肪を調節しながら、筋トレで理想のラインを作る。ダイエットは自分の身体をクリエイトしていく活動です。
筋トレと言ってもそんなにやる必要もありません。難しい人は5分のウォーキングだって立派な運動です。
まずは手軽に、運動っぽいことやってみたいなら、腹筋運動からがおすすめ。腰を痛くしないようにだけ気をつけてくださいね。
目指せくびれ!女性だって初心者だって。腹筋を腰を傷めず綺麗に行う3つのポイント。
続けるコツですが、「筋トレしなきゃ」という義務感のもとでやるものでは決してありません。ので、3日坊主で大いに結構。
どうしてもサボってしまうという方はそういう環境に身を置くのもありですよね。ジムに行くとか、トレーナーさんをつけるとか。トレーナーさんに相談だけでも良いかもしれません。
私で良ければ気軽にどうぞ^^
まとめ
いかがでしたか?
その方法だけを切り取ると危険なものもあるので、ポイントを押さえて、上手に活用してみてください。
ダイエットというのは「習慣」という意味合いがあります。最初は「方法」に目が向いても良いかもしれませんが、ダイエットやボディメイクに成功している人の「在り方そのもの」に目が向くと、習慣そのものが変わり、どんな方法でも結果が出ると思います。
正直に言います。美しい女性が多くなると私たち男性はテンション上がります!是非自分歴史史上最高の身体をゲットしていきましょう〜。
年始から勝手にダイエット企画もスタートします。

東京学芸大学では、保健体育を専攻し、その後、日本ホリスティックコンディショニング協会ホリスティックコンディショナーの資格をとり、パーソナルトレーナーになる。活動歴7年。累計1000人以上のセッションを行う渋谷のパーソナルトレーニングジム「ととのえて、からだ。」の代表トレーナー。解剖学や生理学、栄養学など知識が豊富。