今この瞬間を生きろ!
とはよく言われることですが、どうやって今この瞬間を生きれば良いのか。
今この瞬間を生きれば、過去にとらわれず、未来を恐れずに暮らすことが出来ます。
私が今思う、今すぐにでも出来るこの瞬間を生き抜く方法。
それはある日の違和感が運んでくれたものでした。
本当にそれで歪みが直ったのか。
身体の歪みを取ることで、脊柱ラインが安定し、肉体的・精神的に「より良い」身体になります。
脊柱ラインが安定することで内臓の働きも活性化するため、心身の調和がとれ、過去の不満やトラウマ、未来への不安にも強くなります。
と、私は思っていましたし、そう習いました。
しかし、現実は矛盾が待っていました。
ただ、私はこの矛盾のお陰で1つの答えを導くことが出来たのです。
今すぐ、全ての「〜ながら」を止めてみる。
これが私の答えです。たったひとつの、今すぐに出来るこの瞬間を生きる方法。
食事の時、私の目に入るほとんどの人(特に若い世代ほど多い)が、「〜ながら食い」をしていた現実。
ここで、「食べ物」を「人」に置き換えてみます。
どうですかね?
接客中に携帯いじられたら。メールチェックとか、SNS見てたりしたら。
「今日は本当にきてくださってありがとうございます!本当に本当にありがとうございます!」
とこれでもかーってくらいの感謝を伝えられても
次の瞬間には携帯見てますからね。
なんじゃそりゃって。
でもそれで「大丈夫、感謝の気持ち伝えてるから」って、もう意味わからん。
イラーッとするよね、接客受けた方は。
それが食べ物の気持ち。そりゃいくら良い食べ物でも良い影響与えません。
少なくとも野菜にしろ肉にしろ殺生して頂いてるんだから、「〜ながら食い」の様なことは(もちろんTPOがあるけれど)日常の中では減らしたいですよね。(というのが私の願いであり信条)
菜食主義とか色々あるけれど、「方法」は最高でも「在り方」とか「心意気」が伴ってなければ何もならないと私は信じています。
この場合にしても、それはただ単に歪みという現象が治っただけの話しであり、そこには残念ながら在り方が伴っていなかったなっていうことでした。
人の思考は、大体過去への不安、不満か未来への勝手な希望である。
過去や未来の方に思考を向けると、それに対する自分の感情が発生します。
それによって東洋的な見地で言えば五行のエネルギーの変動が起こります。
その変動が激しくなればなるほど肉体への症状が出やすくなります。
それも、今ここに集中することで、出来るだけカットすることが出来るんですよね。
まずは「携帯や本を読みながらの食事」を止めてみる。
私は、携帯を裏返しにすることでこれを可能にしました。わざと見えるところに置いて、それでも見ない。
最初は苦痛でした。ということは、それだけ携帯に依存していたということ。
今では携帯がなくても生きていける自信すらあるのですが笑
まあ本来は無かったものですからね。
出来るところから、しかし必ず毎日することから。そうなると「食事」に関して試してみるのが良いのではないかと思いますね。
あとは、「ながら食いはしないけど他にあるなあ」という方はそっちでも良いかもしれません。
食べる時は「食べることそのものになる」
これが「在り方」ベースありきの「方法論」だと感じるんです。
本を読む時は読むことそのものになる。
人を観る時は観ることそのものになる。
人と話す時は話すことそのものになる。
その連続が、時空間にとらわれない自分を創り上げていくのではないかと信じています。

東京学芸大学では、保健体育を専攻し、その後、日本ホリスティックコンディショニング協会ホリスティックコンディショナーの資格をとり、パーソナルトレーナーになる。活動歴7年。累計1000人以上のセッションを行う渋谷のパーソナルトレーニングジム「ととのえて、からだ。」の代表トレーナー。解剖学や生理学、栄養学など知識が豊富。