体幹トレーニングとして、今や様々なトレーニンググッズがスポーツ用品店だけでなく、雑貨屋のスポーツコーナーなどでも見かけるようになりましたよね。ジムなどに通った経験のある方はご存知だと思いますが、バランスディスクもそのひとつ。
フォームローラーとは違って上に立つことが出来るので、よりバランス感覚や不安定な中での体幹トレーニングに役立ちます。ゴルフやサッカー、そのほか競技にもパフォーマンス向上などに役立つことでしょう。
ご自宅でよりしっかりとトレーニングに励みたい方も、どんなものを買っていいかわからない方も、長くトレーニングを楽しめるようにポイントを押さえながら、ご自身にあったバランスディスクを選んでいきましょう!
バランスディスクってどんなものがあるの?
まず、バランスディスクを買おう!とネットショッピングサイトを見てみると、イメージしていたのと違う形がある……。そんな方もいらっしゃると思います。タイプが違うとやはり目的や強度なども変わってくるので、どのように使いたいのかを考えながら、まずはイメージしながらあなたにピッタリのバランスディスクを見つけていきましょうね。
まず、バランスディスクには大きく分けて2種類あります。
クッションタイプ
内部に空気を入れてクッションのように膨らませて使うタイプ。職場でバランスボールを使いにくい方のクッション代わりに使えたり、空気の量で運動レベルが変えられます。
クッションタイプは浮遊感が大切で、横から見たときに厚さが一緒だとよりバランスを取るのが難しいと言われています。突起があるものだと、滑り止め代わりになるのでおすすめですよ。
ボードタイプ
板の片面が湾曲していて空気を入れる必要がないタイプ。クッションタイプより強度が高くなります。薄いので収納なども場所を取らず、空気漏れなどの心配はいりませんが、フローリングの上だと傷つける恐れがあるので、マットの上など少し配慮が必要です。
バランスディスクってどうやって使うの?
クッションタイプとボードタイプがあることはわかりました。ではバランスクッションって、どんな人が使っているの?どんな効果があるの?初心者でも使えるの?子供にも使えるの?そんな疑問にお答えしたいと思います。
期待できる効果
まず大まかにどんな効果が期待できるか見ていきましょう。
①バランス力の向上
不安定な上に乗ったり、支えにすることで「固有受容感覚」への意識を強化することができます。この「固有受容感覚」にはインナーマッスル(特に背骨周りにある多裂筋)が大きく関わっていますので、バランス力とインナーへの意識も高まるでしょう。
※固有受容感覚とは……空間において自分の体の位置を感知する能力。バランス感覚が重要なスポーツだけでなく、体の状態が把握できることで怪我へのリスクの軽減も期待できる。また、関節の位置や関わる金の動きを近くする能力でもあり、これもまた効率よく体を動かし、無駄のない動きを生み出すことでパフォーマンス向上だけでなく、疲労感の軽減にも繋がります。
②インナーマッスルの活性化
人間はバランスを取るときに、表層筋(大筋群)にグッと力を入れては逆に不安定になってしまいます。バランスを取るときには背骨周りの筋肉や深層部の筋肉が細かく微調整しあい、バランスを保ちます。重りを持って筋トレする部位とは活性化させる方法が違ってくるので、バランスを取ろうとすることでよりインナーマッスルを活性化させることが可能になってくるのです。
立って使う
バランスディスクの種類と効果がわかってきたところで、競技や目的などで使用方法やトレーニング方法は幾通りもありますが、大まかな使い方を紹介していきますね。
その中で代表的なものは「立位」で使う。
立つことで床からのコントロール範囲が高くなり、よりバランス力の向上に繋がります。スポーツや、日常生活には立位の姿勢はもちろん重要ですから、どんなスポーツにもおすすめです。
立って使うときに気になるサイズですが、直径30cmのものであれば上に乗りやすいと言えます。
ゴルフ愛好者の中には、2つのディスクを用意し片足ずつ乗せ、スイングの練習をしたり、ご自宅でできるスキルアップの練習として人気なようです。
また、少年のサッカーチームやバスケットボールチームなどでバランス力を鍛えるためにトレーニングに導入されていたり、お子様からバランスディスクを使って体幹・バランス力トレーニングができるようです。
手や、肘をついて使う
肘付きのプランクの姿勢で、不安定な中の体幹トレーニングも人気です。よりレベル高く、手をバランスディスクに乗せてのプランクや、片側だけのサイドプランクなど、アスリートなどにも取り入れられています。
座って使う
椅子の上にクッション代わりに置くだけでも(クッションタイプに限ります)、微妙な揺れがインナーマッスルに効きながらトレーニングも可能になるのです。
オフィスなどでは、バランスボールを取り入れている企業もあるようですが、自分だけだとバランスボールは目立って使いづらいですよね。
そんな方にもオフィスワーク中のトレーニングとして是非オススメですよ。
クッションタイプのおすすめバランスディスク
ご自身の中で利用用途や目的に合うバランスディスクはだいぶ形になってきたでしょうか?
1つ購入もよし、2つ購入しより実践的なトレーニングを積むもよし。
一般の方にも始めやすく人気なクッションタイプのバランスディスクからご紹介していきますね。
アルインコ/エクササイズクッション
【価格は?】
約2,000円。
【特徴は?】
エクササイズグッズで有名なアルインコ。バランスクッション (アンチバースト仕様)で安全面も安心です。
・主な運動: 体幹運動 骨盤運動 バランス運動
・耐荷重: 約100kg
・サイズ: 幅34cm × 奥行34cm × 高さ7.5cm
・重量: 1.0kg
・付属品: トレーニングマニュアル
・主な使い方: 床・イスなどの上に置いて使用
グロング/バランスディスク
【価格は?】
1個:約1,300円 2個セット:約2,300円
【特徴は?】
使用方法などによって、1個もしくは2個セットが選べるのが嬉しいポイント。空気入れもついてくるので、買ってすぐにトレーニングを始められます。片面は凸凹が弱く刺激が少なめ、もう片面は凸凹が強く刺激がアップします。お好みによって使い分けができます。
・サイズ:直径約33cm
・重量:約1000g
・耐荷重:約200kg
・材質:PVC
・用途:片足立ち、スクワット、キャッチボール、ゴルフ、テニス、野球、スキーなどのスポーツの練習、体幹(腹筋)トレーニング、プッシュアップ(腕立て伏せ)など/バランス感覚強化、インナーマッスル強化
KAC/バランスディスク2個セット
【価格は?】
2個セット約2,300円
【特徴は?】
トレーニングの幅が広がる2個セット。バランストレーニングだけでなく、バッティングやゴルフスイング、お子様のトレーニングにも幅広く使えます。
・サイズ:直径32センチ
・表面には足つぼを刺激するスパイク付き。
・カラー:全5色(ブルー/レッド/パープル/ピンク/シルバー)
ダバダ/バランスクッション
【価格は?】
1個:約1,300円 2個セット:約2,400円
【特徴は?】
トレーニング用途や目的に合わせて個数が選べるのが嬉しいポイント。
・サイズ:直径35cm
・重量:1kg(1個)
・材質:PVC
・付属品:バランスディスク用ポンプ
・耐荷重:100kg
BOSU/バランストレーナー
【価格は?】
約15,000〜20,000円
【特徴は?】
トレーニングジムや、リハビリなどでも使用されることが多い評判の高いブランド。形にも少し特徴があります。半円側を下にしたり、ボード側を下にしたり、トレーニングの幅が大きく広がります。より負荷を与えながらトレーニングに励みたい方におすすめです。
LINDSPORTS/バランスクッション2個セット
【価格は?】
2個セット約2,000円
【特徴は?】
2個セットでさらにポンプまでついているので購入後すぐに始められるのが嬉しいポイント。
・サイズ:直径34cm×高さ7.5cm ※高さは空気の入れ具合により多少前後します
・耐荷重:約300kg
・素材:PVC(ポリ塩化ビニル)
・同色2個セット・ポンプ付
K&G/バランスクッションDX
【価格は?】
約2,300円
【特徴は?】
マットなデザインがシックで人気です。バランスクッションの上に乗り平衡感覚をとるようにするとかなりのシェイプアップ効果が期待できます。このバランスクッションで日ごろ使われない筋肉を活性化し、体の筋肉バランスを良くし、バランスの取れたスタイルを目指せます。空気の注入量により負荷変更が行えます。
・サイズ:幅330×奥行330×高さ60mm
・本体重量:約950g
・素材・材質:本体/PVC(ポリ塩化ビニル)、ポンプ/PP(ポリプロピレン)
・セット内容・付属品:本体、エアポンプ、エア注入針
HATAS/バランスディスクDX380
【価格は?】
約3,000円
【特徴は?】
不安定なディスクに乗ることによって、倒れそうになる身体を支えようと前後左右の筋肉が必死にリカバーし、日頃使われることのない筋肉に働きかけます。あぐら座り・腹筋運動・腕立て伏せ・バランス腹筋など、アイデア次第で使い方は色々。ゴルフ・野球・競技スポーツなど、様々なトレーニングでご使用いただけます。片面は、手軽に足裏マッサージができる突起付き。その上で歩くと、足の裏が心地よく刺激されるので、普段運動不足の方にもおすすめです。
・サイズ : 幅33×奥行33×高さ6cm
・重量 : 1.2kg
・素材 : PVC
ボードタイプのおすすめバランスディスク
初めて購入される方にはクッションタイプのほうが馴染みやすいとは思いますが、より高度なトレーニングに励みたい方や、お子様のスポーツパフォーマンス向上に購入を検討している方は、ボードタイプもおすすめです。ただし、ご自宅でフローリングの上でのトレーニングは床を傷つける可能性があるのでお気をつけくださいね。
ダバダ/バランスボード
【価格は?】
約3,000円
【特徴は?】
乗るだけで簡単エクササイズ。体幹トレーニングやダイエットに最適。クッションより、よりバランス感覚が研ぎ澄まされます。トレーニング方法説明書付属で、すぐ始めることが出来るのも嬉しいポイントです。
・サイズ ボード:直径39cm×高さ8cm センターバランススタンド:直径18cm×高さ6.5cm
・重量(約):1.38kg
・耐荷重(約):100kg
・素材:木製・硬質プラスチック
・滑り止め加工
グロング/バランスボード
【価格は?】
約3,500円
【特徴は?】
バランスボードを使ったバランストレーニングにより、バランス能力の向上、体幹強化、全身運動による体力アップ、集中力アップ、気持ちのリフレッシュなど様々な利点が得られます。バランスボードならではの省スペース構造で、バランスボールなど大きめのエクササイズグッズに比べ、収納にも困りません。また、ボード表面には滑り止め加工が施されている為、安全に使用することができます。
・バランスボード使用におすすめなスポーツ:サーフィン、ゴルフ、スキー、スノボー、スケボー、サッカー、野球、体操、バレエなど
・サイズ:ボード/直径約39cm×高さ約8cm、センターバランススタンド/横約18cm×高さ約6.5cm
・重量:ボード/約1.2kg
・材質:木製、硬質プラスチック
・付属品:バランスボード本体、説明書
イモタニ/バランス&ツイストボード
【価格は?】
約3,000円
【特徴は?】
Wの面で下半身を遊び感覚で楽しくシェイプアップでき、一緒に足つぼも刺激できます。場所とらずで1台6役のマルチ健康ボードで人気の商品です。
・サイズ:約幅325×奥行325×高さ75mm
・本体重量:約1.18kg
ゴルフやサッカーの上達に!LINDSPORTS/バランスボード 上級者用
【価格は?】
約1,300円
【特徴は?】
体幹・バランストレーニングに最適。 上に乗ってバランスをとるだけで、普段の生活では鍛えられない筋肉を自然と鍛えることにつながります。
・サイズ:直径約40cm×高さ約7.5cm
・材質:PP(ポリプロピレン)
・重さ:約740g
・耐荷重:250kg※静的に負荷を掛けた時の数値です。この製品は飛び乗ることを想定しておりません。
ゴルフやサッカーの上達に!LINDSPORTS/バランスボード 初級者用
【価格は?】
約1,000円
【特徴は?】
体幹・バランストレーニングに最適。 特にバランストレーニング初心者にお勧めの難易度です。
上に乗ってバランスをとるだけで、普段の生活では鍛えられない筋肉を自然と鍛えることにつながります。乗るだけなので、ながらトレーニングも可能。専用のアタッチメント(別売)を装着することにより難易度を上げることができます。
・サイズ:直径約40cm×高さ約7.5cm
・材質:PP(ポリプロピレン)
・重さ:約740g
・耐荷重:250kg※静的に負荷を掛けた時の数値です。この製品は飛び乗ることを想定しておりません。
まとめ
いかがでしたか?こうしていろんなタイプを見ていくうちに、1個より2個セットのほうがしっかりトレーニングに役立ちそう……とか、椅子の上で使うならなめらかな表面のほうが、など、よりこだわりが出てきたのではないでしょうか?
バランス感覚を鍛えた先にゴルフの上達や、競技の上達、姿勢の改善など何か目標を達成できるといいですね!

フィットネスクラブ時代の経験から「もっと体のことを知りたい」「体の使い方が上手にならないと体は100%機能してくれない」と痛感し、ピラティスインストラクターへの道を決意。この度資格を取得し、インストラクターとしてのキャリアをスタート。