ヨガがダイエットに効果的とはよく聞く話ですが一体どのように効くのでしょう?
今日はヨガのダイエットの効果、それを感じる期間はどれくらいか、より効果的にするポイント等、ヨガの情報をたっぷりとお届けします。
ヨガがダイエットに効果的な理由は?
ヨガとはもともと修行の一環として発達をしてきました。発祥はなんと今から4500年前にも遡ると言われています。ヨガをやっていることのある方なら聞いたことのある「ハタ・ヨーガ」も西暦1300年頃の成立。とても歴史のあるものなんですね。日本では平安時代に「瑜伽(ゆが)」と言われる瞑想が中心のヨーガが最初であると言われています。
その後、日本の実業家・思想家である中村天風氏が日本初のヨーガ行者として心身統一法を広めました。直近では2003年にハリウッドセレブを中心としたブームが起こり、ヨガの人口が急増しました。今では本当に多種多様なヨガがありますよね。ヨガの人口は100万人とも言われています。
そんなヨガですがどのようなダイエットの効果があるのでしょうか?見ていきたいと思います。
有酸素運動になる
ヨガはポーズをとり続けることで筋肉に弱い刺激を入れ続けることが出来ます。また、その間呼吸を止めることもありませんので、有酸素運動として効果を発揮してくれます。
内臓の調子を整えてくれる
呼吸というのは、内臓の調子を自分で整えられる方法の一つです。深い呼吸は副交感神経のスイッチをオンにしてくれます。人体では消化器は副交感神経優位で働きます。実際お客様でも、ヨガではありませんが呼吸改善の指導をして2日後に便通が良くなったという例がありました。呼吸を整えることの大切さを痛感した出来事です。
刺激がきつすぎない
もちろん、ラインを本格的に作りたい人には筋トレが重要になってくるのですが、運動をこれから始めるという人には刺激が強すぎる場合も。そんな時にヨガは全身の筋肉に刺激が入りますし、その刺激が強すぎずに丁度良いです。特に身体を支えるという動きが多いと最初は慣れていないのでそれを保とうとして脚や胴まわりに刺激が入ります。程よい筋肉痛になることでしょう。
ヨガで運動に慣れてきたら本格的に筋トレを始めるというプランも良いかもしれませんね。
ヨガのダイエット、効果が出る期間はどれくらい?
ダイエットを試みる人だったら誰もが気になる「どれくらいで効果が出てくるの?」ということですが、こればかりは本当に千差万別です。嘘は書けません。ただ、人間の細胞というのは2〜3ヶ月をかけて全て新しくなると言われているのでそれくらいを目安に頑張ってみると良いかもしれません。その期間を経て何も変わらなければ何かが違った証拠です。
運動の量なのか、質なのか。
食事の量なのか、質なのか。
そういった見直しを繰り返すことで自分の身体を知るきっかけにもなり、ダイエットが簡単になっていきますよ。
ヨガのダイエットの口コミは?
実際にヨガのダイエットの効果が出ているのかどうか、世間の声を見てみることにしましょう。
これから始めたい!という人は参考にしてみてください。
本当にやばいくらい太ったわ…痩せる…明日からレコーディングダイエットする…
ちなみに今までしたダイエットで痩せた順だと
①ホットヨガ週3➕夕飯サブウェイ②エステ③レコーディングダイエットの順で効果あったよ!— りこ (@dreaming10night) 2016年2月8日
ヨガ終わった♡
今日のは美コアシェイプだから、有酸素と筋トレも入って辛かった。それに加えてヨガの呼吸だから、体重がみるみる減るよう。笑ヨガの先生も63kg時代から知ってるから痩せたよねって♡
これからもダイエット頑張るぞ♡ pic.twitter.com/trjiECeXHo
— もちこ♡(ESTEE♡) (@mochiko0702) 2015年12月6日
でも人生でいちばん痩せたダイエットは寝る前に毎日ヨガをしたことだって報告しておきますね
— めい子@バミューダトライアングル (@madoi_may) 2015年10月12日
前撮りと結婚式に向けてダイエット中なんやけどすでに効果がでてきて順調に痩せてきてる ♡がんばろう !
ヨガ始めてからも痩せたし今はマックスの体重から6キロは痩せてる ♡
— Kana (@1203knk) 2015年9月27日
約4ヶ月、週5くらいのペースで強度高めのホットヨガをやってきた結論として、ヨガでは痩せない。多少インナーマッスルはつくけれど、ダイエットが目的だとするとおそらく食事制限と燃焼系の運動をバランスよく加えないと成果はでないのだと思う。メンタルのリフレッシュには最高だと思います。
— Nene★ (@NeneNiwatazumi) 2015年10月29日
1月から腰痛予防で始めたホットヨガ。あわよくばダイエット効果も期待してたわけですが、結果、やっぱり有酸素運動と食事管理を併用しないと痩せない。
— トモコム (@tomokom_shio) 2015年10月24日
効果はやはり人それぞれ。ここで挙げた「痩せなかった」という人はどうすれば痩せるのかという分析も出来ていますよね。
こういうように「次にどう繋げるのか」ということを能動的に考えていける人というのはどんなダイエット法だろうと成功すると思います。
成功させるために気をつけたいポイントとは?
どうせやるなら痩せたいですよね。そのために気をつけたいポイントをいくつか紹介したいと思います。
ヨガ「だけ」に頼らない
身体を作っているのは普段の習慣です。それは運動の習慣もあれば食事の習慣もあります。私は職業上、たくさんの身体のプロの知り合いがいます。トレーナーとして活躍されている方や、ボディビルやベストボディジャパンで活躍されている方々。その方々口を揃えて言うのは「結局最後は食事だよね」ということ。
私もそれに激しく賛同します。運動はあくまでも体のラインを作るきっかけにしかなりません。
その運動の効果を決めるのは食事です。甘いものや油ものが好きでやめられない!という人は、一気に止めることは決してせずに
(1)現在の量を1週間ほどレコーディングする。
(2)その量の8割を計算で出す。
(3)次の1週間はその量に抑える。
というように徐々に減らすことを習慣としていきましょう。
そうすることで無理なく減らしていくことが出来ますよ。
食事については別記事に詳しくあるので食習慣に関心のある方はどうぞ。身体を作りたい方は食事を整える必要がありますよ。
参考→3ヶ月のダイエットを習慣を味方につけて達成させる方法を食事から考えてみる。
呼吸は「吐く」方を意識する。
呼吸というのはその字の通り吐く方が先に来ます。吐くから吸えるのです。ですので、ヨガの最中も、特に吐く方に意識をしてみると良いと思います。
人間の生命の働きとして必要なのは
・呼吸
・代謝
・排泄
この3つの働きです。呼吸も排泄も「出す」ことで新たなものを「入れる」ことが出来るんですよね。代謝も考えによっては同じことだと思います。なんとなく呼吸って「吸う」方を意識してしまいがちですが、是非吐く方を意識してみてください。
ある研究では、吸う時間よりも吐く時間を意識的に長くしたところ、尿中のセロトニン(幸せホルモンと言われていますよね)が増えたという結果が出ています。(呼吸と心;メディカル・サイエンス・インターナショナルpp2-7, 2004.)
ヨガダイエットの方法は?
いくつかヨガのポーズを紹介したいと思います。今からでも実践できそうなものはやってみてください。
赤ちゃんのポーズ
腰のストレッチをし、全身のリラックス効果もあるポーズ。
太陽礼拝
全身を使いますので代謝や柔軟性のアップにつながります。
ねじりのポーズ
お腹を引き締めたい方におすすめのポーズです。
イーグルのポーズ
ふくらはぎや太もも、二の腕のシェイプ効果があります。
三角のポーズ
背中を含めた胴まわりのシェイプに。
英雄のポーズ
下半身の引き締めやヒップアップにおすすめ。
最後はゆったりと呼吸を。死体のポーズ
お疲れさまでした。深い呼吸に集中してみましょう。
日常のちょっとした積み重ねが未来の身体を作ります。
以上ヨガのダイエット効果についてまとめてきました。
当たり前ですが、未来の身体は「今この瞬間の積み重ね」によって出来ています。
それをしっかりと理解して、今日から少しずつで良いので理想の身体の為に積み重ねて参りましょう。

東京学芸大学では、保健体育を専攻し、その後、日本ホリスティックコンディショニング協会ホリスティックコンディショナーの資格をとり、パーソナルトレーナーになる。活動歴7年。累計1000人以上のセッションを行う渋谷のパーソナルトレーニングジム「ととのえて、からだ。」の代表トレーナー。解剖学や生理学、栄養学など知識が豊富。